2017年2月4日実施 新横浜公園四季折々のいきもの観察会 「第5回 冬の野鳥観察会」

 24()、「新横浜公園四季折々のいきもの観察会」の5回目の観察会が行われました。今年度最後の観察会は「冬の野鳥観察会」です。今回は、新横浜公園に生息する野鳥を観察します。講師は特定非営利活動法人鶴見川流域ネットワーキング(以下、npoTRネット)さんです。

  npoTRネットの阿部さんから双眼鏡の使い方の説明など諸注意の後、観察会スタートです。

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 最初に発見したのは「ハクセキレイ」です。芝生の上を尾を振りながら素早く歩く姿に参加者からは「かわいい!」という声が挙がっていました。

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芝生の上を歩くハクセキレイ

 その後、減勢池(大池)沿いを歩いて野鳥を探しました。新横浜公園の北側に位置する大池は、約7.7ha(日産スタジアム芝生ピッチ10面分)の面積があります。水の中に生息する魚や水草が餌となり、その広い水面の周りには、鳥たちが身を隠す草も多いため、冬になると多くの野鳥がやってきます。

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 水辺で羽を乾かす「カワウ」も観ることができました。カワウは羽に油がなく、水をはじかないため水にもぐるとびしょびしょになってしまうそうです。そのために水から上がった際には、乾かす必要があるそうです!

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羽を乾かしているカワウ

 しばらく歩いていると、大池の側の草地でイネ科のタネなどを食べている「オオバン」の群れに逢えました。

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食事中のオオバン

 またしばらく歩いていると、タカ科の「ノスリ」を観ることができました。距離があったために写真に収めることはできませんでしたが、参加者からは歓声が上がっていました。

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ノスリ(「新横浜公園生きもの観察日記257」にて紹介)

 観察会が終わった後は、室内でスライドを活用して今回見られなかった鳥の紹介をしました。

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 今回は、コガモ、オカヨシガモ、ハシビロガモなど冬鳥のカモの仲間や留鳥のアオサギ、カルガモ、ヒメアマツバメなど27種の野鳥を観察することができました。多くの鳥を確認するとともに、その生態について学習することができました。

 27種類観察できました.jpg  この観察会をもちまして、今年度の四季折々のいきもの観察会は終了となりました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。このイベントは、日ごろから新横浜公園の整備業務に関わっている奈良造園土木株式会社様にご協賛いただきました。誠にありがとうございました。

 来年度の予定については、決定し次第ホームページやメールマガジンでご案内いたします。来年度もよろしくお願いいたします。  

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