オリンピックコラム第8回~第11回

新横浜公園メールマガジンにて4月9日(金)~8月13日(金)まで毎週金曜日配信予定の「オリンピックコラム」をまとめて記事にしました。今後も随時まとめていきますので、ぜひご覧ください。

 

第8回テーマ:「オリンピック男子サッカーの歴史」

 今回は、オリンピックの男子サッカーの歴史についてです。

 その歴史は、FIFAワールドカップよりも長く、1932年のロサンゼルス大会を除いて1900年パリ大会から毎大会実施されています。(FIFAワールドカップは1930年から。)

 1980年までは、オリンピック憲章のアマチュア規定に基づき、プロ選手が出場できなかったこともあり注目はさほどされていませんでした。1992年バルセロナ大会からは出場資格が23歳以下になりプロ選手の出場が可能に、1996年アトランタ大会からは23歳以下のチームに3名のオーバーエイジを加えることができるようになりました。そのため、オリンピックの男子サッカーはFIFAワールドカップでは見ることのできない若い顔ぶれの活躍を見ることができます。

 今大会でも将来有望な若手が沢山出場します。皆さん是非注目してください。

参考文献:公益財団法人日本オリンピック委員会 https://www.joc.or.jp/sports/football.html (2021年7月現在)

 

 

第9回テーマ:「オリンピック男子サッカー日本代表の歴史」

 日本がオリンピックのサッカー競技に初めて参加したのが、1936年のベルリンオリンピックです。日本は予選なしで出場し、当時優勝候補で「北欧の巨人」と言われたスウェーデンに3‐2で勝利し、「ベルリンの奇跡」と報道されました。続く2回戦でイタリアに0-8で敗れ、日本サッカーにとって初めてのオリンピックは2回戦敗退でした。

 そこから日本は9大会に出場し、最高順位は1968年メキシコオリンピックでの3位が過去最高順位です。2012年ロンドンオリンピックでは下馬評は低かったものの、グループリーグで優勝候補のスペインを敗るなどの快進撃を見せましたが、3位決定戦で韓国に敗れて惜しくもメダル獲得とはなりませんでした。

 開催国代表として出場する今大会はどのような試合を見せてくれるのか、今から楽しみですね。ちなみに前回の自国開催となった1964年の東京オリンピックは決勝トーナメント1回戦で敗退となっています(ベスト8)。今大会では、それ以上の成績を期待したいと思います。

参考文献:日本サッカー協会 https://www.jfa.jp/national_team/u23_2016/rio_olympic_2016/history.html (2021年7月現在)

 

 

第10回テーマ:「オリンピック女性参加の歴史」

 古代オリンピックでは、女性が選手として出場することはもちろん、見ることさえできませんでしたが、同じ競技場で女性だけのオリンピック「ヘラ祭」が開催されていました。ヘラとはギリシャ神話に登場する女神の名前で、東京2020オリンピックの聖火は、ギリシャ オリンピア市のヘラ神殿で採火されました。

 近代オリンピックの1900年第2回パリ大会で初めて女子選手が参加をしました。テニスでは、ロングスカートに長袖ブラウス、つばのある帽子をかぶっていたそうです。

 女子サッカーは、1996年第26回アトランタ大会から正式種目に採用されました。日本女子もこの記念すべき大会に出場し、当時17歳の澤穂希さんや、現代表監督の高倉麻子さんが選手として出場しました。現在、男子は23歳以下の選手による代表チームですが、女子は年齢制限のないA代表のチームとなっています。

参考:日本オリンピック委員会 https://www.joc.or.jp/sports/football.html(2021年7月現在)

   東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会「オリンピック・パラリンピック学習読本」 https://education.tokyo2020.org/jp/teach/texts/book/(2021年7月現在)

 

 

第11回テーマ:「オリンピック日本女子サッカーの歴史」

 日本女子サッカーは、女子サッカーが正式種目となった1996年アトランタ大会に初出場しました。東京2020大会は5回目の出場となります。2012年ロンドン大会においては、決勝でアメリカに敗れましたが、日本サッカー史上初となる銀メダルを獲得しました。前年の2011年にはワールドカップで優勝しましたね。

 東京2020大会のサッカー競技日程(7月21日~8月7日)初日に、なでしこジャパン(日本女子代表の愛称)はカナダと対戦します。24日に英国と対戦。30日に準々決勝、8月2日に準決勝、6日に決勝戦です。日産スタジアム(横浜国際総合競技場)で、なでしこジャパンがプレーする場合は、グループを1位または3位で通過した準決勝での試合になります。順調に勝ち進んで、日産スタジアムでのプレーを見せてほしいです。決勝戦会場は国立競技場です。ちなみに男子サッカーの決勝戦会場は日産スタジアムです。

 次回のテーマは「聖火リレー(神奈川県)」です。ぜひご覧ください。

参考:日本オリンピック委員会 https://www.joc.or.jp/games/olympic/london/news/detail.html?id=2283(2021年7月現在)

   日本サッカー協会 沿革・歴史 http://www.jfa.jp/about_jfa/history/(2021年7月現在)

   国際サッカー連盟 女子オリンピックサッカー競技Tokyo2020 https://www.fifa.com/tournaments/womens/womensolympic/tokyo2020/match-center(2021年7月現在)

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