観察日 : 2018年 3月6日(火)

場 所 : 園内水路、第3駐車場横階段

生きもの: ヒヨドリ、アオジ、ハナニラ

記事作成: 横山大将(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)

 

 春の嵐とニュースでも言われているように、今日もときおり、強風が吹いています。昨日の大雨とはうって変わり、天気の良い1日となりました。しかし、まだ昆虫や爬虫類が出てくるまでは暖かくなっていないようで、今回も元気に羽ばたく鳥をメインにご紹介させて頂きたいと思います。

 まずは、大変メジャーな鳥、「ヒヨドリ」です。

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ヒヨドリ 

  全体に明るい灰色で、耳羽(目の後ろあたりの羽)が茶色いスズメの2倍ほどの大きさの鳥です。年中見られる鳥で、名前の由来は「ヒーヨ」「ヒーヨ」と鳴くように聞こえるからとの説があります。柿などの果実をついばむ様子をしばしば目にします(そういえば私の祖父がよく庭の柿を食べられてぼやいていました)。写真の個体は、木の新芽を必死に食べていました。好物の昆虫たちが出てくるまで、もう少しの辛抱です。

 

   続いては、新横浜公園では普通に見られるそうですが、私は初めて見かけたこの鳥、「アオジ」です。

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アオジ

 スズメよりも少し大きい小鳥です。私の影に驚いたのか、草陰から飛び出しました。初めて見る鳥だったので、夢中でシャッターを切りましたが、その場で図鑑を頼りに調べても似ている鳥が多く、何が何やら・・・。事務所に戻り先輩に確認してもらうと、1分とかからず「アオジじゃないかな?」とのこと。(さすが!)さて、青色じゃないのに、なぜ「アオジ(青鵐)」なのか?オスは腹や喉のあたりが黄緑色をしています。そして日本では古くから緑色を含めて「青」と呼ぶことがあるので、そこから「アオ」ジとなったようです(ちなみに「ジ」は、アオジのような小鳥の古い呼び名「鵐(しとど)」から来ているそうです)。

 最後は、帰りがけに見つけた、綺麗な花を咲かせていた植物、「ハナニラ」です。

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 ハナニラ

 葉に野菜のニラと似たような匂いがあることから、このような名前になったそうですが、そのニラとは遠縁のようです。帰化植物で、原産はアルゼンチン。日本には明治時代に園芸植物として入ってきたようですが、どこからか逸脱し、あちこちで見られるようになったそうです。球根植物ですが、繁殖力旺盛で植えっぱなしでもどんどん増えるそうです。開花期は春だけで、地上部分(花・茎・葉)が見られるのも同時期のみだそうです。それから余談ですが、花弁が6枚あり、特徴的な形をしていることから、「クリスマスの星」とも呼ばれるそうです。(いささか季節外れではありますが・・・。)

 

 徐々に暖かくなり、20℃を超えるような暑い日もある近頃ですが、朝晩はまだ冷えます。体調管理に気をつけて、春のフィールドワークを楽しんで下さい!

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観察日 : 2018年 2月28日(水)

場 所 : 大池とその周辺

生きもの: ホトケノザ、オオイヌノフグリ、オオバン、アオサギ

記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)

 

 最近まで10℃を下回る日が続いていましたが、ようやく春を感じられる暖かさになってきました。この日は、風が吹くと少しひんやりするものの、止むとポカポカの陽気でした。

 

 そろそろ春の花が咲き始めているかなと足もとを探していると、見つけました!紫色で細長い形をした花「ホトケノザ」です。葉の様子が、仏様が座る蓮華座に似ていることからそう名付けられています。ついでに茎も触ってみてください。シソ科の植物ですので、四角い形をしています。

 

 青と白の色合いがきれいな花「オオイヌノフグリ」も咲いていました。陽が当たっているときに花びらを広げるようで、このときは今だ!とばかりに目いっぱい咲きほこっていました。写真を撮ろうとかかんで膝をつくとヒンヤリ。見るとそこには濃い緑色したオオバンの糞がありました。みなさんも写真を撮る際はお気をつけください。

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ホトケノザ(シソ科) 

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オオイヌノフグリ(オオバコ科)

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膝で潰れたオオバンの糞

 そんなオオバンに行動の変化が感じられました。下の写真は見慣れた食事風景。以前は近寄っていくと逃げて池に入っていきました。今回も同じくらいのスピードで近寄っていくと、エサを食べながらもこちらに気付いてはいるようで、群れがゆっくり池へ歩んでいるのですが、池に入りませんでした。オオバンにもきっと安心感が出てきているのでしょう。観察を続けていると、歩いて食べるのが疲れたのか、座り込んで食べ始めるものも。こんなオオバンを見ていると平和だな~と感じます。

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見慣れたオオバンの食事風景        

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座り込んでも草を食べます

 

 大池には、岸辺で休息するコガモやハシビロガモ、オカヨシガモ等のカモの仲間やアオサギ、アシ原にはオオジュリンも見られました。年中見かけるアオサギですが、今回は装いが違います。風になびく胸や背中の飾り羽とピンク色の(くちばし)。繁殖が近づき、いろっぽくなっていました。素敵ですね。

 

だんだんとツバメもやってきます。野の花、木の芽吹き、冬の寒さから目覚め、生きものが一層にぎやかになっていきます。みなさんも暮らしの足もとから春を探してみませんか?

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婚姻色のアオサギ

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観察日 : 2018年 2月14日(水)

場 所 : 園内水路、排水門周辺

生きもの: イソシギ、カワウ、ミシシッピアカミミガメ

記事作成: 横山大将(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)

 

  徐々に暖かい日が続くようになってきました。しかしながら、私が好きな昆虫達にはまだまだ厳しい寒さのようで、残念ながら登場してくれません。今回は、鳥に挑戦してみようと思います。そこで今回、カメラはネオ一眼を導入してみました!(中古ですが・・・。)まだ、カメラに慣れていないので、少しの手ブレ・ピンボケはご愛嬌ということでよろしくお願いします。

 まずは、公園内の水路で見かけたこの鳥、「イソシギ」です。

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イソシギ 

 

 背中側が灰色、腹側が白色のシギの仲間です。エサを探していたようで、水面としばらくの間にらめっこしていました。エサをとり終わり、写真を撮っている私に気が付くと、かなり驚いたようで、すぐさま飛び去って行きました。(りゅう)(ちょう)として日本全国の河川や湿地等の水辺で見られるようですが、私は生まれてこの方まだ2回しか見たことがなかったので必死にシャッターを切りました。

 

  続いては、新横浜公園のわきを流れている鶴見川の川辺でもよく見かける大きなこの鳥です。 

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カワウ(婚姻色)(右奥はミシシッピアカミミガメ) 

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カワウ(通常色)(別日に撮影した個体)

 

 よく見かけるカワウですが、普段と様子が少し違うようです。よく見ると頭のあたりの羽が真っ白になっています。ストレスで白髪になったのかと思いきや、ウの仲間の婚姻色だそうです。いやはや、羽の色が変わると全く別の鳥のように見えてしまい、鳥初心者の私にはハードルが高いなぁと、つくづく勉強不足を痛感しました。おまけでミシシッピアカミミガメも写りました。この日は暖かい1日だったので、日向ぼっこをしに出てきたのでしょうか?着々と、春が近づいていますね。

 

 暖かくなってきたとはいえ、まだまだ寒い日が続きそうです。珍しい渡り鳥も飛来しているようですが、風邪をひかないように完全防備でフィールドにお出かけください!

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観察日 : 2018年 1月17日(水)

場 所 : 草地広場、大池

生きもの: ツグミ、クビワキンクロ、メジロガモ

記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)

 

 一月最初の観察は、曇り空で徐々に雨という具合の悪い天気でしたが、冬の訪問者に魅了されました。

 

 休日の草地広場はたくさんの人で賑わっていますが、平日は静か。でも、ツグミがしっかりと利用しているのです。進んでは立ち止まっておじぎをし、地面をつついています。土の中にいる虫などの音を聞くためにそのような行動をします。運よく、餌を捕らえた写真を撮ることができました。

 

 昨年、1月の生きもの観察日記257でも紹介しましたが、冬になるとやってくるツグミに今年もやっぱり来てくれたかとほっと一安心、頑固にまたトップに記載させてもらいました。春まで自由に草地広場をご活用ください。

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ツグミ(ヒタキ科)目の上の白い帯が目立ちます。

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虫がいるかな? もしもーし

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しばらく見ていると大物、ミミズをゲット!


 大池の様子は、悪天候がよかったのか、晴れの日に比べると意外とカモが活発に動きまわっていました。昨年末あたりからやってきていると思われるクビワキンクロの雌(北米に分布、日本ではごく稀)も忙しく採食していました。それなりの写真も撮れて、よしよしと思いながら、少し離れたホシハジロの群れを見ていました。

 

 「あれっ!?」思わず2度見。目を凝らせば、メジロガモ(生きもの観察日記277参照)ではありませんか!昨年10月のメジロガモと同じ個体かは難しいですが、可能性としては高いのかなと思います。いずれにしてもまたやってきてくれたことに感動。今シーズンはなかなか見ることができない鳥がよくやってきています。野鳥観察する場所としての新横浜公園の注目がさらに広がりそうですね。

DSCN0225.jpgクビワキンクロ(カモ科)

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メジロガモ(カモ科)

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平成30127日(土)新横浜公園では「第11回日産スタジアム駅伝大会supported byファイテン」が開催されました。

大会前の122日(月)には4年ぶりとなる大雪で、公園内も真っ白になってしまいましたが、新横浜公園の職員総出で除雪作業を行い、何とか開催することができました。

今大会は日産スタジアムの改修工事に伴い、メイン会場を日産フィールド小机に移しての開催となりましたが、昨年を上回るエントリーをいただきました。みなさま本当にありがとうございました。

今年はオープニングイベントとして小学生を対象に、NPO法人ランニング・デポの代表 久保健二氏による「ランニング教室」を開催しました。

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今年で2回目の開催となる「親子ラン」では小学1年生から6年生までの親子223446名が新横浜公園を駆け抜けました!お子さんが親御さんを置いて先に走っていってしまう光景が印象的でした

駅伝-3.jpg駅伝-4.jpg特設ステージでの駅伝開会式では横浜F・マリノス公式チアリーディングチームの「トリコロールマーメイズ」によるパフォーマンスで会場のボルテージも上がります

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いよいよ駅伝のスタートです。

今年は4401,760名のランナーが日産スタジアムをバックにスタートしました。

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日産フィールド小机の中では、チームメイトを待つ次走ランナー、スタンドでは仲間を応援する方々で賑わいました。

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メイン会場が日産スタジアムから日産フィールド小机になったことで、選手と応援の方との距離もグッと近くなり選手の息使いがよく聞こえてきました。

駅伝-9.jpg公園内には、まだ雪が残っていましたが、参加されたランナーの皆さんは元気に駆け抜けました。

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親子ラン表彰式では各学年1位から3位までの表彰を行いました。

駅伝-12.jpg駅伝の表彰式では、各部門1位から8位までの表彰の他、区間賞、特別賞(最年長チーム賞・最遠方賞)、特別表彰部門として企業対抗、スポーツクラブ・ランニングクラブ対抗の表彰も行いました。

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今大会も横浜市陸上競技協会の役員のみなさま、日産スタジアム運営ボランティアのみなさまによって無事に大会を開催することができました。みなさまご協力ありがとうございました!

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編集後記(舞台裏では・・・)

大会当日の朝、駅伝のコース上に凍結箇所発見!!新横浜公園の職員が急ピッチで復旧しました。

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みなさん、これは何でしょうか?表彰式でかぶっている入賞者がいたのをご存知ですか?

これは「月桂冠」本物です。この日産スタジアム駅伝が始まった11年前に新横浜公園内に植樹した月桂樹が大きくなり、冠を作れるほどの葉をつけました。職員が手作りして、初お披露目となりました!

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