「セイコースーパー陸上競技大会2007横浜」が今年もここ日産スタジアムで開催されました。
実際日産スタジアムに来られて臨場感を楽しまれた方、TVで解説と共に楽しまれた方、
世界の超一流アスリートの躍動感あふれるパフォーマンスにふれてみて、いかがでしたか?
きっと多くの方が、「速い!」「すごい!」「高い!」など、心が動かされた=「感動」されたことと思います。
トップアスリートは、自然とあのような正確なピッチを刻んだり、芸術ともいえる美しいフォームを身につけてきたわけではありません。当然のことながら、日々のたゆまぬ努力によって創り出されたものです。
感動を共有して、「自分も速く、綺麗に走ってみたい」と思った皆さんも、スーパースターが駆け抜けた同じスタジアムで、自らアスリートとして研鑽を積んできている講師の指導を受けながら、それぞれの目標に向かって練習することができます。
”より速く”、”より美しく” 走ったり、”より遠く”、”より高く” 跳ぶことができるように。。。
日産スタジアム・アスレティクスアカデミー(NSAA)で、すべてのスポーツの基礎となる「走ること」についてアカデミックに捉え、そして気持ちいい汗をかいてみませんか?
小学1年生から、成人の方が対象年齢となっています。健康であればどなたでもご入会できます。
詳しくは、是非このHPのNSAAのページをご覧下さい。
http://www.nissan-stadium.jp/nsaa/index.php
いつまでも若く、美しく健脚を維持しましょう!(G5のトレーニング風景です。)
こんにちは!
秋風が心地よく感じられるようになってきましたが、まだまだ日差しは暑いですね。
5万3千人のサポーターを集めた真夏の横浜ダービーから早一月、9月22日には、前節2位のガンバ大阪を一蹴した上り調子の横浜F・マリノスが、首位浦和レッズを迎え撃つJ1後半戦の大一番が行われました。4万8千人の大観衆のなか、非常に白熱した戦いを繰り広げた結果は、残念ながらゴールが遠かったマリノスですが、開催日には試合以外にも楽しめるイベントがたくさん行われています。今日はそんな周辺の様子をレポートします!
【新横浜方面からスタジアムを目指すと見えてくる東ゲート噴水広場】
試合開催日には「トリコロールランド」がオープン、ミニライブも行われ、
トリコロールカラーに色分けされた飲食ブースやイベントブースが皆様を出迎えます。
【イベントで笑顔の子供たちも、サッカー検定となると真剣な表情に】
【試合前、ピッチではF・マリノス、レッズ両チームのジュニアユースによる前座試合】
が行われていました。この試合の結果がトップチームの試合結果を占う!?
という噂もあるとかないとか…。気になるこの日の結果は0?0でした。
【場内にある飲食売店も頑張っています】
お気に入りの味を探してみてはいかがでしょうか。
【大観衆を集めたスタンド】
最後まで声援は鳴り止みませんでした。
来る9月30日(日)は、ここ日産スタジアムで、陸上ファン待望の「セイコースーパー陸上競技大会2007」が開催されます。
そこで、私どもNSAA(日産スタジアム・アスレティクスアカデミー)スタッフが、世界最高峰に君臨する、“スーパーアスリート”たちのパフォーマンスを思う存分観戦できるよう、その見どころについてご紹介します。
なんといっても、今回の注目は、男子100mのタイソン・ゲイ(米国)選手。8月に行われた世界陸上大阪大会の100m、200m、4×100mリレーの短距離3種目金メダリストです。
しかしながら、世界陸上直後の9月9日に、ゲイのライバルであるアサファ・パウエル(ジャマイカ)選手が自己の記録を、0.03秒更新して世界新記録を樹立しました。好調を維持するライバルの活躍に対し、金メダリストの意地もあり中途半端な走りはできないでしょう。
そのライバル・アサファが急遽、200mに出場が決定!宿敵のライバルが見守るなか、タイソン・ゲイ選手は、我こそが世界一といわんばかりに、天候・風の条件によっては世界新を狙ってくるでしょう。
日本人同士の対決も楽しみです。日本中に感動の渦を巻き起こした、世界陸上準決勝進出者の35歳・ベテラン朝原宣治選手。対抗するのが、世界陸上に続き、9月16日にも自己ベストをたたきだした新鋭・塚原直貴選手。6月の日本選手権では、塚原選手に軍配があがりました。塚原選手は、NSAA代表・高野進先生の愛弟子として、NSAAのイベントにも何度か顔を出してくれています。我らNSAAスタッフとしては、塚原選手のさらなる躍進を願いたいところ。
さらに、某ティーチングスタッフは、100mの見どころとして、外国人選手と日本人選手の対決をあげています。「日本人選手のスタート時のリアクションタイムは外国人選手より良いでしょう。外国人選手は前半出遅れた分、後半どのように伸びて遅れを取り戻すか。さらに日本人は、外国人選手の追い込みをどこまでかわし、粘れるかがポイント。」
男子100m以外にも、注目したい種目が目白押し。男子400mハードル、走高跳、棒高跳、ハンマー投には世界陸上の金メダリストがずらりと勢ぞろい。中でもハンマー投げは金・銀・銅メダリストが全員出場という豪華な顔ぶれ。先日、アサファ・パウエルが世界新を樹立したイタリアでの試合で、王者イワン・ティホンを破り見事優勝した室伏広治選手の投てきにも大注目です。
陸上競技の醍醐味は、眼前で繰り広げられる競技を生で見て、その臨場感を楽しむこと。
緊張感・達成感・高揚感・悲壮感。いろんな感動が詰まったスタジアムの空気を肌で感じるため、30日は日産スタジアムに足を運んでみませんか?華麗な競技風景を見て、実際に走ったり、跳んだりしてみたくなったら、NSAAにご相談ください。NSAAでは「速く」走れるように、そして「高く」、「遠く」跳べるようになるためのアカデミーを開催しています。世界から集結したスーパーヒーロー・ヒロインたちが走ったスタジアムで練習ができますよ。
講師は、高野進が率いるアスレティクス・アカデミーのメンバーです。ご質問があれば、いつでもお気軽に、NSAA事務局(Tel 045-471-8460)までお問い合わせ下さい。
明日、22日はJリーグ横浜F・マリノス対浦和レッズ戦が開催され、多くのお客様の来場が予想されていますが、翌23日には新横浜公園内にて「秋の夜長」を楽しむイベントが開催されます。皆さんもよくご存知の「日産スタジアム」や「日産ウォーターパーク」は横浜市内最大の新横浜公園内にあり、この新横浜公園は鶴見川に隣接しているため、多くの自然が残っています。今回開催する「秋の夜長の鑑賞会」では、普段なかなか気づくことのない「新横浜公園の自然」を皆さんにご紹介するとともに、虫の音鑑賞や名月鑑賞など、日本の秋を感じることのできる企画です。
参加料は無料、事前の申込みも不要ですので、お気軽にご参加ください!
【日時】平成19年9月23日(日) 18時30分?20時30分
【受付場所】日産フィールド小机(第1レストハウス前)
【参加料】無料
【内容】
◆秋のムーンライト・ランニング
秋の夜の公園を自由に駆け抜けてください!虫の音を聞きながら、月を見上げながらの「ウォーキング」も大歓迎です。(有料でロッカー・シャワーの利用も可能です。)
◆秋の虫の音鑑賞会
“虫の音ゾーン”にて、虫の鳴き声の鑑賞会を行ないます。新横浜公園の自然に詳しいガイドスタッフによる解説付きです。(18時40分にスタートしますので、それまでに受付をお済ませください。)
◆名月鑑賞会
双眼鏡、望遠鏡を使って日産スタジアムの上に昇る月をご覧いただけます。月を見ながらくつろげる「お月見コーナー」もございますので、ゆったりとした時間をお過ごしください。
【その他】
◇駐車場は新横浜公園内の有料駐車場をご利用ください。(第3駐車場が便利です。)
◇飲食物の持ち込みは自由となっておりますが、ゴミは各自お持ち帰りください。(公園内にジュースの自販機がございます。)
◇虫の音鑑賞会にご参加の方は、18時40分までに受付をお済ませください。その他は随時受付をいたします。
「世界陸上の舞台裏より ?競技を終えても忙しいメダリストたち?」
このたび、世界陸上2007大阪大会組織委員会の一員として、同大会に参加する機会に恵まれ、「メディアチーム」のスタッフとして参加してまいりました。
★ Moon and Traffie 「夜空に映える月と大会公式マスコット・トラッフィー」
★Nagai Stadium 「最上階の記者席から見た競技開催時の様子」
私の仕事は、チーム内海外スタッフのコーディネーターでしたが、後半は諸事情により、公式記者会見場の管理・運営も兼任することになり、実に貴重な体験を積むことができました。
戦い終えウィニングランをして、TVの取材を終えた選手たちは、例外なく全員ミックスゾーンと呼ばれるトラック後方のスペースに消えていきます。
いったい、そこではどんなことが繰り広げられているのでしょう?
あまり知られていないこのエリアでのアスリートの動向を、紹介してみましょう。
各種目のメダリスト3名は、競技終了後も本当に大忙し。高額な契約金を払い、取材する権利を獲得して来日した、世界各国TV局のインタビューをひたすら受け続けます。特に金メダルを獲得した男子100mのタイソン・ゲイ、男子400mのジェレミー・ウォリナー、男子110Hの劉翔、それに女子棒高跳のエレーナ・イシンバエワといったスーパースターたちは、何十社ものTVインタビューに応じるだけで、30分?40分、あるいはそれ以上の時間を要します(1社につき2分までと決められています)。
そのあとは、リトンプレスと呼ばれるペン記者(新聞・雑誌の取材班)による囲み取材が待っています。メダリストの声を拾おうと殺到するプレスの皆さんの様子には感動を覚えます。やっと、<ポストイベントコントロールルーム> といわれるスペース(普段は器具庫として使われています)に到着、用意されたベンチに腰をかけ、自分の荷物を受け取ったかと思いきや、私ども組織委員会のスタッフが、次の予定を伝えに来るのです。
そう、このあとは、「表彰式」、「公式記者会見」、そしてほとんどのメダリストが「ドーピングコントロールテスト」、といった数々のイベントをこなしていくことになるのです。どの順番に回るか、他種目スケジュールと調整を行うミックスゾーンマネージャーによって即座に決定され、その後も分刻みのスケジュールで、スタジアム内を移動し続けるのです。
おまけに、表彰式でも、記者会見でも、自分の番が来るまで待たされることが多いのです。
23時過ぎまで記者会見が目白押しとなった今回の世界陸上。会見場に出席したアスリートたちの、コメントの合間から見て取れる様子は、もう疲労困憊そのもの。極限状態のなかでの集中力をもって、全力を出し切ったあとですから、やむを得ませんね。
クーリングダウンはそのあと。今大会は「グリーンプロジェクト」事業の関係で、金メダリストにはスタジアム横での記念植樹というお仕事も待っていました。
いやはや、トップアスリートになるには、タフでないといけませんね。
次回は、9月30日(日)に日産スタジアムで開催される「セイコースーパー陸上競技大会2007横浜」の楽しみ方についてです。