スタッフブログ|日産スタジアム
新横浜公園生き物観察日記(67)
2009/02/27
 
ゲンゴロウブナです。ヘラブナとも言われます

★ 写真  ゲンゴロウブナです。ヘラブナとも言われます。
撮影日時: 平成21年2月10日
場  所: 北側園地投てき場横の減勢池

まだ、春浅く、水辺に魚の気配はありませんが池底には動きがあります。外来魚調査のため網を入れるとブルーギル、ブラックバスより多くのゲンゴロウブナが獲れました。形も良く銀色の鱗がきれいです。

フナはコイ科フナ属の淡水魚で、小学校唱歌「♪兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川」の歌詞のとおり子供達にとって馴染みの魚でした。どこの小川でも目にすることが出来たものです。それも今は昔の話で琵琶湖のゲンゴロウブナは環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧種1B類になっています。1B類とは「近い将来に野生での絶滅の危険度が高い」の意味です。神奈川県ではキンブナが絶滅危惧種1B類に入っています。神奈川県のゲンゴロウブナはまだ平気なようですが、同じフナでも色々あるようです。

呼び名だと、ゲンゴロウブナよりヘラブナの方が通りがいいでしょうか。ゲンゴロウブナの改良種がヘラブナで釣り仲間ではこちらの名でよばれています。同じ種なので違いがあるようには思わないのですが、食相が違うそうです。ゲンゴロウブナは雑食なのにヘラブナは植物プランクトンを食べるベジタリアンだそうです。食べ物には困らないようですから外来種に負けないで増えて欲しいと思います。


新横浜公園生き物観察日記(66)はこちらをご覧下さい