5月26日(木)午後8時50分新横浜公園のヘイケボタルの発生を確認しました。
場所は4月15日に幼虫を放流した場所、北側園地の1号水路と2号水路の合流点です。
先週5月18日の調査では見ることは出来ませんでした。今年の春はホタルの上陸時期
に寒い日が続き発生が遅れるのではないかと心配しましたが、飼育されたヘイケボタル
にとって季節は関係ないようです。
今頃、ゲンジボタル初見の便りが各地から届きますが、ヘイケボタルの初見の話は新横
浜公園ならではです。
普通ならヘイケボタルの発生は1カ月後の6月終わりか7月初めです。
新横浜公園のヘイケボタルは発生して間もないのか、草の根元か地面の上で光っている
だけで、空を飛ぶ姿を見ることはありませんでした。光っている固体を確認できたのは22個
体でしたが実際はもっと多くのヘイケボタルが発生しているはずです。
新横浜公園は節電のために現在、ナイター施設は稼働していません。また公園灯も半数
は点灯していないのでヘイケボタル鑑賞には好都合ですが、それでも、公園内は周辺の道
路照明や市街地の明かりで思った以上に明るく、午後9時頃でも腕時計の針が読めます。
ヘイケボタルのためにはもっと暗い方が良いのですが、まあ、よしとしましょう。
6月4日(土)には(NPO)TRネット主催の観察会が開催されます。その頃にはもっと多くの
ヘイケボタルを見ることができると思います。
↑ どこにいるか分かりますか。写真右下、枯れ枝に止まっています、分かるかな?
★ 写真 ハナウドの花です
撮影日時: 平成23年5月5日
場 所: 北側園地保護区
ハナウドです。セリ科ハナウド属の多年草です。
鶴見川の河川敷では珍しくもありませんが、人の背丈ほどにもなり白い花
を咲かせるので遠目にも目立ちます。新横浜公園のハナウドは去年移植した
ばかりなのと、ガラ交じりの土壌と言うこともあって今は盆栽状態ですが土
地に馴染めば鶴見川のものに負けない大きさになるはずです。
ウドの名がついていますから食べられるのではないかと思いますが、食べ
られる「ウド」はウコギ科タラノキ属で「科」が違います。
八百屋で売られているウドはウコギ科の方です。では、食べられないかと
言うとそんなこともなく、芽立ちの頃の新芽なら天ぷらにすれば食べられな
いこともありません。でも、山菜としては認められてはいないようです。
天ぷらにすればたいていのものは食べられますから。
同じセリ科にはシシウドがあります。どちらかと言うと山地に育ち、ウド
に似て根がイノシシが食べるくらい大きくなるのでシシ(猪)の名がついた
そうです。シシウドの根は鎮痛、鎮静の生薬「独活(どつかつ)」として重
用されていますが、ハナウドの根にその効能はありません。
その名のとおり花を見るだけのウドのようです。
★ 写真 ハルジオンが咲いています
撮影日時: 平成23年5月5日
場 所: 北側園地減勢池側植栽地
ハルジオン、キク科ムカシヨモギ属の多年草で北米原産の帰化植物です。
北側園地の減勢池側園路沿いに白いお花畑をつくっています。今の時期は草丈
も50?程度と低く、手前の草の陰で見過ごしてしまいがちですが群生している
姿には迫力があります。
よく似た植物に「ヒメジョン」があります。咲く時期や草丈に多少の違いは
ありますが見た目はそっくりです。
その見分け方は、植物をネタにしたクイズには良く使われます。それほど似
ていると言うことでしょう。
確かに原産地も同じで、同じ仲間(科、属同じです)ですから似ていて当然
かもしれません。
その見分け方ですが、葉や蕾の付き方で分からない時には茎を折ってその断
面を見るとすぐに分かります。
ハルジオンの茎には空洞がありますが、ヒメジョンにはありません。
茎が空洞ならならハルジオンということになります。
植物の茎の場合、空洞の方が構造的には軽くて強く、草丈を高く伸ばすに向い
ているように思いますが、植物図鑑にはハルジオン50?80cm、ヒメジョン30
?150cmと草丈が表記されていますから、茎の構造と草丈に相関はないようです。
みなさん、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
今年も日産スタジアムの「こいのぼり」が元気に泳ぎました!
今年は日産スタジアム近隣の幼稚園・保育園のみなさんがつくった「こいのぼり」
と昨年までに各ご家庭から寄贈いただいた約300匹が大空を元気に泳ぎました。
各園のみなさんが作ったオリジナリティーあふれる素敵な「こいのぼり」は4月29日
横浜F・マリノス戦の試合前に掲揚しました。
今後もいろいろなイベントを開催し、日産スタジアムから“元気”を発信していきます!
ぜひ、みなさんで遊びにきてください。
日産スタジアムで子供の日といえば「全農チビリンピック」。
今年も28,000名ほどのお客様を迎え、元気に開催いたしました。
大会スローガンである「?支えあい、ともに乗りこえよう?」と書かれた黒いリスト
バンドを参加者全員が腕に。
私たち日産スタジアム職員も、この喪章をして同じ思いで大会の運営を行いました。
↑開会式で黙祷。
↑被災地の仲間達を思いながら。
今年は、例年のトラック競技(50m・100m・ミニマラソン・親子マラソン)
8人制サッカー、卓球に、7人制ラグビーが加わりました。
小学生ラガーマン達、なかなか勇敢な紳士で格好良かったです。
↑親子マラソン、手を繋いでスタート。
↑7人制ラグビー、その名も「チビリンセブンス」。
そして、もうひとつ新たな試みが、大会公式キャラクター「タムちゃん」のtwitterです。
大会2週間ほど前から当日まで、大会についてのお知らせ、競技の模様・結果、ゲスト
の動向など細かな情報が提供されました。
↑工藤さんの登場も、タムちゃんのTwitterに。
例年、各競技で入賞した方にお贈りしている全農各社様からの賞品相当額は、参加者の
皆様のご理解のもと「あしなが東日本大地震・津波遺児募金」へ寄付させていただきました。
皆様、有難うございます。
↑アニマル浜口さんの気合いも今年は「気愛」。被災地にエール。
平成23年4月22日
→
バケツが並んでいます。芝生観察日記でバケツの写真これ如何に。と、思いますよね。
実は、これ雑草の除草作業風景なのですが、左側の写真は休憩中でみな自分が抜い
ている場所が解らなくならないようにバケツを目印に置いていたのです。
今回はいつもより人数を増員して実施中です。
獲物は、芝生の大敵「スズメノカタビラ」です。上の写真の中にあるのが判りますか。
みなさんが見分け付かなくても不思議ではありません。ゴルフ場やグラウンドでは雑
草と嫌われますが、れっきとした芝の仲間です。
詳しくは「芝生観察日記3」を読んでみてください。
この雑草、ゴルフ場や家庭の庭などでは除草剤を使って防いでいますが、ここ日産スタ
ジアムは新横浜公園内に設置されているため除草剤には頼れません。なので、通常は機
械作業や力仕事が多い芝生管理ですが、除草ばかりはそうもいきません。大事な芝生ま
で抜き取ってしまうので慎重に人海戦術です。
除草は忍耐強さが要求される作業です。そのため、今回は造園屋さんにお願いして公
園などで除草に慣れているおかあさん達を大量増員してもらいました。このおかあさん
達が凄いんです。
世間話をしながら楽しそうに草を抜いてくれます。笑い声と共に楽しそうに除草をし
てくれている姿は何となく心和らぐのどかな光景でした。
★ 写真 キャベツの花です
撮影日時: 平成23年4月25日
場 所: 北側園地バタフライガーデン
春のキャベツ畑の風景です。取り残しのキャベツに野生の息吹が感じられます。
キャベツの球を割って茎が伸び花を咲かそうとしています。
八百屋やスーパーの棚では見ることのない姿です。キャベツはアブラナ科アブ
ラ
ナ属の多年草です。栽培期間が短く、季節を問わず収獲出来るので1年草のように
思われますが、本来は多年草です、でも人間の手にかかると1年、多年関係ありません。
キャベツは丸いのが普通と思われていますが結球(葉が巻くこと)しない種類
もあります。葉ボタンが代表例です。では、なぜ、キャベツの葉は巻くのでしょ
うか?キャベツの結球の仕組みには成長ホルモンの1種オーキシンが関係あると言
われています。オーキシンには成長促進作用がありますが、その濃度が適当でない
と、うまく作用しないのです。薄すぎると効かなくて、濃すぎると逆に成長を抑制
するように作用します。また、オーキシンは光を避ける性質があり葉の表裏でオー
キシンの濃度が違うようになります。その表裏のオーキシンの濃度差が葉の伸びの
差となり、葉が巻きこむように生長するのでキャベツは丸くなる。これが結球のメ
カニズムですが。では、なぜ結球するのかとは、色々な理由がありますが、本当の
ところ良く分かっていないのだそうです。
新横浜公園東ゲートの入り口の花文字とハンギングの花を春用に植え替えました。
東ゲート橋入り口の花文字は白色のインパチェンスで統一しました。緑のハイビャクシンの中に白い花文字が浮き出ています。これから花びらが増えると一層鮮やかに浮き出ます。
街灯ポールに設置しているハンギングバスケットは、赤系とピンク系の2色です。赤系はゼラニウムとベゴニアを中心にディアスキア、ブルーデージー、プレクトランサス、這性トレニア、オステオスペルマム、リシマキアヌンムラリアの8種類で構成されています。また、ピンク系はゼラニウムと銅葉ベゴニアを中心にプレクトランサス、這性トレニア、ブルーデージー、マトリカリアフューバーフュー、マーガレット、リシマキアヌンムラリアの8種類で構成されています。
他にも、園内には色々な花木や草花が花を咲かせています。どうぞ春の新横浜公園に足を運
んでみてください。
新羽中学校自然科学部の生徒がヘイケボタルの幼虫を新横浜公園に放流してくれました。その数約100匹。
去年は残念な結果となりましたが、今年は1頭でもいいから飛んでくれればと祈らずにはいられません。新羽中学自然科学部も飼育の腕を上げたようで、幼虫を終齢(何時でも上陸出来る状態)までに仕上げてきました。
放流すれば数日のうちに上陸を開始するのではないでしょうか。心配があるとすれば、しばらくの好天続きで畦の土が硬く締まっていることです。
大切に育てられた新羽中学校のヘイケボタルに新横浜公園のこの環境はどのように映っているでしょうか。気に入ってくれたでしょうか。
↑ ヘイケボタルの幼虫です ↑ どこに放流するのが良いのか、ホタルの気持になって探します
↑ スポイトで1匹づつ放します。大切にされ ↑ 別の場所への放流です
ています
平成23年4月16日(土)、17日(日)、23日(日)「東北地方太平洋沖地震チャリ
ティイベント、日産スタジアムの芝生でプレーしよう」が開催されました。
このイベントは、2010 Jリーグウォーズにて「ベストピッチ賞」を受賞した世界トッ
プレベルのピッチを、市民プレーヤーの皆様に体感していただける機会とし、さらに
ご参加の皆様からいただく「参加料」を全額、「東北地方太平洋沖地震に対する義援金」
として横浜市を通して被災地に寄付するイベントです。
●今回はこのイベントに密着取材をしてみました! こども編●
●8:50分●
チーム代表、監督の受付です。参加料に加えて多大なるご寄付を
戴いたチームもあります。
ありがとうございます!
●9:10●
FIFAワールドカップTM 2002の決勝戦で使用した際、ブラジル選手
が書き残したサインなどがあるロッカー見学、スタジアムのお宝見学です。
憧れの選手ロッカーの前で記念写真。実は、こどもたちより、保護者の方々
が興奮していました!
●9:30●
当スタジアムのグリーンキーパー柴田さんより「スポーツターフ」(競技場の芝生)
お話。こども達にも、わかりやすく、ていねいなお話でした。
後に3問の芝生の豆クイズが待ち構えております。
●10:10●
雨天のなか、憧れのピッチへ入場、いよいよプレイ開始。
今回は90分間試合が出来ます。
●10:30●
芝生の状態、水捌けも最高です!!
芝生に足を取られる選手はだれもいませんでした。
●12:10●
今後の事業のため、更衣後、アンケート記入をお願いしました。
芝生の豆クイズもあります、必死に思いだす、こどもたち。
記入後のアンケートを出して、本日のプログラムは終了です。
憧れの芝生でプレーをして、思い出になりましたでしょうか?
3日間で参加選手、観戦者も含み、述べ627人がここ日産スタジアム
へ来てくれました。
義援金は総額260,761円集まりました。
日産スタジアムが責任をもって、全額、「東北地方太平洋沖地震に対する義援金」
として、横浜市を通して被災地に寄付いたします。
今後も日産スタジアムからスポーツを通して「元気!」と「笑顔!」を発信して
いきます!!