★ 写真 バンです
撮影日時: 平成24年2月16日
場 所: 北側園地田んぼ
バン(ツル目クイナ科)です。図鑑によると東日本では夏鳥とのことですが、今は冬、ホントに夏鳥でしょうか? それとも違う鳥でしょうか。
新横浜公園の減勢池では今、おなじバンでも、オオバンが目立ちます。50羽を超える群になっていますが、こちらは冬鳥です。くちばしの上が白いのが特徴です。
バンの姿が目に付くようになったのは、昨年の夏頃からです。額の「額板」が赤いのですぐに分かりましたが、動きが素早く、カメラにうまく納まってくれません。今はアシも枯れ、身を隠す場所も少ないので遠目からでも見ることができます。でも、バンの特徴である赤い額板はくすんで良く見えません。ニワトリの鶏冠のように一年中赤いと目立って良いのですが、バンの額が赤いのは婚姻色と言って繁殖期だけに見える特徴です。
バンは「鷭」ですが、他にもバンは沢山あります。車のバンは「トラックの荷台部分を貨物室にした有蓋商用車」で、小型車は「ライトバン」と呼ばれていました。もっと有名なバンは「VAN」デザイナーの石津健介氏の興したブランドでアイビールック、ボタンダウンシャツは60年代の若者の憧れでした。少し前の時代の話です。
でも、同じ名前の車種もブランド名も鳥のバンとは何の関係もありません。御粗末。
★ 写真 スタジアムを背景に早起きのウシガエルです
撮影日時: 平成24年2月10日
場 所: 新横浜公園北側園地
雨も上がり、寒さも少し緩んできましたが、いくらなんでもこれはないでしょう。
ウシガエル(カエル目アカガエル科)です。外来生物法の特定外来生物に指定され、移動や許可された飼育以外は禁止のカエルですが、今さら解説の必要のないくらい馴染みのある生きものです。でも、いくら気が早いと言っても啓蟄(二十四節気の一つ、新暦3月6日頃)には早すぎるのではないでしょうか。なぜ今頃、冬眠から覚め、こんな所でお昼寝をしているのでしょう? アスファルト園路は昼間の陽光で温かく、うたた寝には良さそうですが、それは昼間だけの話、夜になると凍えて死んでしまいます。
それに、こんなに目立つ所にいたら、お腹をすかせたカラスに襲われてしまいそうです、別名、食用ガエルですから食べて不味いはずはありません。でも、どこへ行こうとしていたのでしょう。カエルの視線の先には減勢池の水面が広がっていますが、まだ、氷の張る季節です。
冷たい水で眼を覚まそうとしているのかもしれませんが、心臓麻痺でも起こしたら大変です。ま、それは冗談として多少の温度変化などにはビクともしない外来種の強靭な生命力を実感しました。外来生物法の必要な訳が分かりました。でも、感心ばかりもしていられません。在来種よ、頑張れ、がんばろう日本。
今年もサクラソウの植え付け時期が来ました。
小机小学校の5年生にサクラソウの植え付けをしてもらいました。前日の天気予報だと午後は雨でしたが、日の射す陽気で、体を動かすには良い天気となりました。
小机小学校の5年生がサクラソウを植えるのも、今回で5回目となります。「サクラソウ」を授業のカリキュラムに入れていただいています。
5年生が担当するには訳があります。5年生の国語の教科書に「サクラソウとトラマルハナバチ」の話が載っており、生物多様性や植物と昆虫との共生関係を習うので、サクラソウと言う植物を実際に育ててみて、授業で習ったことの理解を深めようということがその理由です。
ところが、今年、国語の教科書が改定されたので、今の5年生は「サクラソウとトラマルハナバチ」は習っていないのだそうです。サクラソウについての予備知識なしでは、横浜さくらそう会の三宅さんのお話は、少し難しかったかも知れません。
でも、5年生の皆は、プランタに入れる土づくりから、植え込み、整地までを手際よくこなし、一クラス二つのプランタを作ってくれました。あと2カ月もたつとウサギの耳のような小さな芽が出て、きれいな花を咲かせてくれるでしょう。
↑ サクラソウの育て方を教わっています。サクラソウは寒さには強いそうです。
↑ サクラソウの苗を植えています。丁寧に表面の土を均します。
撮影日:平成24年2月13日
↑ 散水して、プランタの土を落ち着かせて。サクラソウの植え付け完成です。
★ 写真 カワセミです
撮影日時: 平成24年2月3日
場 所: 北側園地1号水路
水辺の宝石、カワセミです。ブッポウソウ目カワセミ科の留鳥です。北側園地では良く見かける野鳥ですが、今の季節は身を隠す草むらもないので余計目に付きます。大砲のような望遠付カメラを抱えたバードウオッチャーのアイドル的存在で人気があります。
「翡翠(ヒスイ)」は元々、中国ではカワセミの呼び名でした。ところが、その美しさから鳥の名前ではなく宝石の呼び名となったと言うことです。でも、今でも翡翠と書いてカワセミとも読みます。古代日本ではヒスイのような宝石は「玉(たま)」と呼ばれ、カワセミは「ショウビン」で同じ呼び方をされたことはないようです。「ショウビン」は「カワセミ」の古語と言うことになります。
カワセミは清流の鳥です。宮沢賢治の童話「やまなし」にもカワセミの狩りが描かれています。蟹の兄弟が川底で話をしていると「その時です。俄かに天井に白い泡がたって、青びかりのまるでぎらぎらする鉄砲弾のようなものが、いきなり飛びこんで来ました」水の中からカワセミが狩をする様子を見るとそのように見えるのではないでしょうか。でも、残念ながら新横浜公園の水路にはカワセミが飛びこめるような深みはありません。それに、今は冬です、カワセミも温かい蒲の穂綿が恋しいのではないでしょうか。
みなさんこんにちは。
年が明け、第1回目となるラクロスパークが1月29日(日)に開催されました。
非常に寒さが厳しかったのですが、子供たちはそんなの関係ない!とばかりに元気にボールを追いかけていました。
今回のゲームはかなり白熱しました!
「本気になる!」事の楽しさ、感じてもらえたかな?
勝負も大事ですが、目の前の相手に対して100%の力を出し切れたか。
ラクロスパークは参加者の年齢や体格にも差があり、子供たちには少し難しいかもしれませんが、
相手あってこその100%でラクロスを体験してもらいたいというのがスタッフの願いです。
同じフィールドでラクロスが出来る楽しさを感じていただければ、嬉しいです。
1月29日(日)のラクロスの様子です↓
今回は目白研心中学校・高等学校のみなさんにご参加いただき、クリニックを開催しました。
ケートコーチによる外国語のコーチングに皆さん楽しんでいる様子でした!
ご参加ありがとうございました。
次回のラクロスパークは2月26日(日)です。
皆さんのご参加お待ちしています♪
☆開催概要☆
日時:2月26日(日)
時間:10:00から12:00
参加費:500円
※保険代・飲み物込(ポカリ・お茶など)
場所:日産スタジアム 投てき場
申し込み方法
lacrosse_communications_japan@mail.goo.ne.jpへ
名前・性別・年齢(学年)を記載の上、メールをお送りください。
たくさんのご参加お待ちしております。
詳細はブログをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/lacrosse_communications_japan
★ 写真 池が凍りました
撮影日時: 平成23年2月3日
場 所: 北側園地排水門前の池
見事な結氷です。寒い日が続きますが、横浜の光景とも思えません。オホーツク海の流氷と見まちがえる。そんな訳ないか?でも、岸に付いた氷は白く、流氷の漂着のように見えないこともありません。
この池は園内の雨水排水用で、去年整備されたばかりです。面積のわりに水深が浅く、冷えやすい構造なのでしょう、全面結氷で岸に近いところでは氷の厚さは8ミリくらいありました。
岸辺の氷が白いのは氷と水の間に隙間があるからです。では、その隙間はなぜ出来たのかと言うと、この池の水は一定水位になるとポンプにより外に排水されます。そのため、水位が下がり、満水位の時に出来た氷は護岸に付いたまま置き去りにされ、このように白く見えるのです。しばらくして流入水により水位が元に戻ると氷は透明になります。
このまま寒い日が続くと、ブリューゲルの冬の情景「雪中の狩人」のような光景が北側園地で見られるのでは、と、チョットは期待しますが、気持だけです。寒いのは苦手です。
ちなみに、人が乗っても割れない氷の厚さの目安は14ミリだそうですが、では、それで安全かと言うと、そうでもない。氷は気温、水温、出来方等々の条件により強さは変わるので一概には言えないそうです。「薄氷を踏む」の言葉もあります。
小机小学校の6年生が1年丹精をこめて育てたサクラソウの芽(根)を今日(1月26日)新横浜公園に植えてくれました。
小机小学校が新横浜公園にサクラソウを植え始めて今回で4回目です。
4年の経過の中でいろんなことが分かってきました。
その一つは、サクラソウは新横浜公園でも育つと言うことです。サクラソウはどちらかと言うと高山植物の性質を強く持っており、夏の暑さは苦手です。新横浜公園北側園地は陽射しを遮るものがないと言うこともあって、芝生表面でも40℃を越え、園路の舗装面では50℃にもなります。ただ、水路の流れがあるところは水の蒸散作用のため、温度は低くなりサクラソウでも十分に生きて行けます。
新横浜公園の水路際には陽射しを遮る樹木はありませんが、水路わきにはアシや夏草が茂り、それらの植物の影が地面の温度を下げてくれます。水が流れ、植物の繁茂した場所の地温は水温と同じくらいになります。そこであれば暑さが苦手なサクラソウも十分育ちます。アシはサクラソウとは仲が良いようです。ここに植えられたサクラソウは大きく育ち、花も咲き、実も付けるのですが、ここでの発芽を見ることはありません。
実生での世代更新にはまだ、何かが足らないようです。冷たい風の中サクラソウを植えてくれた小机小6年生と先生方に感謝いたします。皆さんに植えてもらったサクラソウが咲く時には、生徒の皆さんは中学生ですが、ぜひ、自分の植えたサクラソウを見に来てください、待っています。
↑サクラソウの植え方を教えてもらっています。
撮影日:平成24年1月26日↑滑りそうになる足を踏ん張って、腰を低くして植えます。
★ 写真 麦の遅い芽吹きです
撮影日時: 平成24年1月22日
場 所: 北側園地の耕作地
久しぶりの雨、それも、みぞれ交じりの冷たい雨でした。夜半からは雪に替り、翌朝には新横浜公園は一面の銀世界となりました。
昨年の暮れから1ヶ月を超える晴天が続き、湿度も20%を切る日が続いていました。湿度20%とはサハラ砂漠並みの湿度だとテレビの天気予報で言っていましたが、この雨で乾燥注意報(1988年までは「異常乾燥注意報」と言っていました)は解除となりました。
公園利用者にとって晴天続きは悪いことではないのですが、この乾燥した天気で影響を受けた植物があります。ムギ(麦)です。ムギの播種時期は最近の温暖化傾向を考慮し、遅く播く傾向にありますが、今年度(平成23年)新横浜公園では12月12日に播種し、発芽したのが1月20日でした。発芽までの期間が36日もかかっています。一昨年(平成21年)は12月12日に播種し、発芽したのは12月26日で、発芽までに12日ですから、一昨年と比べると3倍の日時がかかったと言うことになります。
1ヶ月以上続いた晴天が土壌の水分までも減らし、麦の発芽を遅らせたと言うことです。地中の温度や湿度は外気の影響をそんなに敏感には受けないものですが、麦の種にとってはとても過酷な土壌条件だったのでしょう。冷たい雪も麦にとっては恵みの雨です。