スタッフブログ|日産スタジアム
スタジアムが地域を守る!?
2006/11/09
 

スタジアムが地域を守る!? ?鶴見川の洪水対策?



 みなさん、こんにちは!
 みなさんが普段、スタジアムへ入る時に通る入場ゲート、ここが日産スタジアムの4階であることはご存知でしょうか?
 日産スタジアムは、他のスタジアムと違い、トラック&フィールドが3階、観客席が4?7階と高い場所に作られています。では、スタジアムの下には一体何があるのでしょう?

 日産スタジアムのある新横浜公園の隣には、これまで過去に何度も水害を起こしてきた、鶴見川が流れています。この鶴見川の氾濫から、新横浜周辺地域や鶴見川下流地域を守るために、整備されたのが「鶴見川多目的遊水地」です。つまり、新横浜公園は、平常時は運動公園として皆様に利用していただいていますが、鶴見川増水時には、「越流堤」と呼ばれる低い堤防から水を入れ、390万m3もの水を貯め込むことのできる遊水地に変身するのです。

 このため、「日産スタジアム」・「日産ウォーターパーク」・「レストラン、ショップ」などは、1100本ものコンクリート柱で約8m持ち上げる高床式(ピロティー)を採り入れ、洪水時にも安全に利用できるようになっています。

 「台風の当たり年」と呼ばれた2004年には、10月9日に台風22号、10月20日に台風23号と2つの大きな台風が鶴見川流域を通過し、新横浜公園は「鶴見川多目的遊水地」としての機能を見事に果たしました。


2004年台風通過時


 このように、新横浜公園内の一部施設や全ての一般駐車場は、台風等の大雨が予想される時には、閉鎖する場合があります。万が一に備えて、公園を利用される皆様には、電車等公共交通機関のご利用をお願いします。