スタッフブログ|日産スタジアム
新横浜公園生き物観察日記(45)
2008/09/28
 
稲です

実りの秋です。北側園地のイネも穂が出揃ってきました。

御存知のように米は3大穀物のひとつでアジアモンスーン地帯を代表する穀物です。他の2種小麦、トウモロコシと比べても栄養バランスがよく、カロリーが高く、保存が利き最小の加工で食べられる理想の食品なのです。米と言えば魚沼産コシヒカリに代表される、地域ブランド米が有名ですが、少し前までは各県にある農事試験場がその地域に合った品種を作り、地域の奨励品種として栽培されるのが一般的でした。でも、今では食味がよいとのことで「コシヒカリ」等のブランド米の栽培面積が広がっています。収量よりも味。時代と言えばそうですが、贅沢とも思います。いい時代です。

でも、北側園地に育っているイネはブランドとは無縁の無名品種です。無名と言うより改良途上といったほうが良いでしょうか。出自は静岡県産、インディカ系、立性、長かん糯(モチ)です。今のイネはイネの倒伏を防ぐために背丈が低く改良されており、それはそれで良いのですが、縄をなったり、むしろを編んだりするわら細工には向きません。そこで、丈の長いイネを探したらこの品種に出会ったと言うわけです。

近所の田んぼはそろそろ黄色く実ってきましたが、北側園地の田んぼはまだ青々しています。今年は台風の来襲もなく、8月の天気もよかったので倒伏の心配もなくすくすくと育っています。どんな実りになるのか楽しみです。

前回の新横浜生き物観察日記(44)はこちらをご覧ください

中秋の名月?秋の鑑賞会実施報告?
2008/09/20
 
北側園地から見たスタジアム

2008年9月14日(日)18時?20時で、「新横浜公園 秋の鑑賞会」を開催し、59名の方が参加されました。

中秋の名月の日は、10年に1回程度しか月を見ることができないとか・・・
昨年は10分程度しか見ることが出来なかったのですが、今年は、18時20分頃、日産スタジアム南西の大屋根のところにぼんやりと月が現れてきました。それからは、途中何度か月が薄い雲に隠れたことはありましたが、望遠鏡も使って、しっかりと「お月見」することができました。
スタジアムと月     名月観賞会
月の表面の模様について、日本では「餅をつくうさぎ」と言われていますが、実際に月を観察して、うさぎに見えない(どこがうさぎの耳かしら?)という方は、「大きなはさみのカニ」には見えるかもとのこと。次のお月見は、10月11日(土曜日)の「十三夜(旧暦の9月13日)」です。みなさんにはどう見えるでしょうか?
★月うさぎ伝説とお月見【pdf 282kb

虫のイントロダクション     熱心に聴くこども

「虫の音鑑賞会」は、「よここ(横浜子どもと自然のネットワーク)」の方々のご協力により、大好評でした。虫の音鑑賞会というより、虫の探検隊のようで、草むらにどんどん入っていき、夢中で虫をつかまえたり、観察したり、虫が大好きなみなさんの声で賑やかでした。
観察エリアへ移動     夢中で虫をおいかけるこども
この日、新横浜公園(北側園地)で見つけた虫は、エンマコウロギ、ショウリョウバッタ、イナゴ、クビキリギリス、ツユムシ、ウスイロササキリ、ヒロバネカンタン・・・
虫の観察     虫の説明
西ゲート広場では、「リィーリィリリ」と鳴く「アオマツムシ」の声が響いていました。

粘土による「団子づくり」は、十五夜にちなんで15個の団子やうさぎを親子・お友達と一緒に楽しそうにつくっていました。この日、新横浜公園内の尾花(ススキ)はまだまだ花開いておらず、蒲の穂とともにお土産としました。
団子作り     月見団子と蒲の穂

新横浜公園内には「秋の七草」のうち、五草(尾花、葛、撫子、女郎花、藤袴)があるとお伝えしていましたが、先日、萩を発見!
昔でいうところの、朝顔を木槿(むくげ)としたら、七草すべてが揃います。
しかし、すべて同じ時期に見ることはできませんので、あしからず。撫子、藤袴は終了、今は木槿、女郎花、萩、そしてこれから葛、尾花を見ることができます。

2008年度 アスレティクスアカデミー大運動会開催!!
2008/09/14
 

8月31日(日)、昨年に引き続き、今年もここ日産スタジアムで行われました!!
特定非営利活動法人 日本アスレティクスアカデミー主催の「アスレティクスアカデミー大運動会」。日頃の練習の成果を発揮するべく、多くのNSAAメンバーが参加しました。

ほかにも、高野進アスレティクスアカデミー(TSAA)の皆さん、SETAGAYAアスレティクスアカデミー(STAA)の皆さんが各地から集まり、総勢151名のアカデミーメンバーが3種目(50m or 100m、走幅跳、メディシンボール or ソフト砲丸投)の合計得点を競い合いました。
 

また、北京オリンピック代表であり高野先生の愛弟子である、ミズノトラッククラブ所属の末續慎吾選手、そして富士通陸上競技部所属の醍醐直幸選手と塚原直貴選手が、アカデミー生の応援に駆けつけてくれました。

3選手は、アカデミー生のみんなと一緒に各種目に挑戦。日頃見られない塚原選手のボール投げや末續選手の走幅跳、そして醍醐選手の100m走は会場をおおいに盛り上げてくれました!

そしてなんといっても会場にいる全員が注目したのは、アカデミー対抗リレー。
1走:塚原選手、2走:末續選手、3走:醍醐選手、4走:高野先生という豪華な布陣で4×100mリレーオーダーを組み、G1の男女混成8×50mリレーに出場。1走、2走では、オリンピック銅メダルの走り&バトンパスを再現してくれました。一緒に走った皆さんは貴重な体験になりましたね!

また、当イベントの目的のひとつでもある、各アカデミー間の交流が見られたことも嬉しい一コマでした。陸上を通して人が集い、出会いが生まれ、喜びや感動を分かち合う。
2008年の夏の思い出として、今回の体験は、きっと多くの皆さんの胸に刻まれたことでしょう。アカデミースタッフは、皆さんの活き活きはじける笑顔と、元気いっぱいチャレンジする姿に、本当に嬉しくなりました。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

今回残念ながら不参加の会員の皆さん、そして今後NSAA入会に関心をお持ちの皆さん!これからNSAAで頑張ってトレーニングして、来年是非参加をご検討ください。入賞目指してがんばりましょう!

G1の子供たちとウォーミングアップする末續選手
G1の子供たちとウォーミングアップする末續選手
ボール投げ会場でアカデミー生を応援する醍醐選手
ボール投げ会場でアカデミー生を応援する醍醐選手
100mトライアルでG5の皆さんと共に走る塚原選手
100mトライアルでG5の皆さんと共に走る塚原選手
最後に全員で記念写真
☆最後に全員で記念写真
天候にも恵まれた一日となりました

NSAA(日産スタジアムアスレティクスアカデミー)についてはこちらをご覧下さい

新横浜公園生き物観察日記(44)
2008/09/13
 
ヤマボウシの実です

季節の変わり目で寒暖の差の激しい日々が続きます。でも、暑さはありますが8月中旬ほどのものではありません。新横浜公園の木々もなんとなく秋の気配です。葉につやがなくなってきました。その中にオレンジ色のゴルフボールのような実を付けている木があります。ヤマボウシ(ミズキ科ヤマボウシ属)です。5月に白い花を咲かせていたあのヤマボウシです。ゴルフボールほどの大きさはありませんが、果実表面のざらざらした感じは「ライチ」にも似ています。実りの秋です。でも、チョッと早いと思いませんか、秋の味覚の代表、栗や柿はまだまだ木の上で小さくなっているのに。

前にも言いましたが、この実は食べることが出来ます。そこで、食べてみました。味、食感は「熟柿」です。小さいので食べ応えはありませんが、種の周りのゼリー質の、なんと言うのでしょうか、その感じもそっくりです。もう少し酸味があれば人気が出るのにと思います。でも、ヤマボウシの実を食べたことのある人って少ないのではないでしょうか。里山に行ってもそんなにある木ではありませんが、この時期は端境期で食べられる野の果実は少ないので、野遊びをする子供たちには人気があったかもしれません。
この実が食べられることを教えてくれたのは東京育ちの人でしたが。

前回の新横浜公園生き物観察日記(43)はこちらをご覧下さい

運動会に向けて?シューズの選び方?
2008/09/12
 
『ベストシューズ』で駆け抜けよう

興奮、感動、そして勇気を与えてくれた北京オリンピックが閉幕して、これからの秋シーズンは、規模は違えども、皆さんそれぞれにとってのオリンピックである「運動会」の季節がやってきます。
そろそろ、当日に向けてシューズを購入しようと思っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
そこで、ここではNSAAティーチングスタッフによる「シューズ選びのポイント」についてご紹介します。

その1:なるべく軽いシューズを選びましょう。
その2:足にフィットするように、ソール(靴底)が柔らかい素材のものを選びましょう。
その3:底が薄すぎず、厚すぎず、ほどよい厚みがあるものを選びましょう。
その4:足にピッタリ合ったサイズのものを選びましょう。
(お子様の発育を考慮して、ついつい大きめのシューズを選びがちです。でも、大きすぎるシュー ズは、足が靴のなかですべってしまい、走るスピードがおちてしまいます。)
その5:マジックテープ素材のものより、ひも素材のシューズがよく締まるので調整がしやすく、
お勧めです。

いかがでしょうか?
皆様に、とっておきのシューズを手にしてもらうための一助となれば幸いです。
また、スパイクの購入をご検討の方は、こちらを参考にしてみてください。

シューズが手に入れば、さぁ、運動会の前に力だめし!
NSAAの体験コースに参加して、日産スタジアムを駆け回ってくださいね。

新横浜公園生き物観察日記(43)
2008/09/11
 
入道雲(積乱雲)です

★ 写真  入道雲(積乱雲)です。
撮影日時: 平成20年度8月27日
場  所: 新横浜公園北側園地、野球場外野から

入道雲が出ています。スタジアムに覆いかぶさって来そうな雲です。入道雲と言えば子供心をときめかす夏休みの雲です。夏休みも終わりの頃に出てきました。積乱雲とも言われ雷や夕立をもたらす雲でもあります。最近の夕立は狭い範囲に短時間で多量の雨を降らす集中豪雨型で「ゲリラ豪雨」の別称で呼ばれていますから穏やかではありません。「本降りに なって出て行く 雨宿り」この川柳、誰の作か忘れましたが、そのようなのどかな雨ではありません。

でも、夕立や豪雨は今に始まったことではなく、昔の人も豪雨には畏怖の念をいだいており俵屋宗達の「風神雷神図」などはその良い例ではないでしょうか。でも、風神雷神図に描かれている神様は怖そうですが、チョッとユーモラスな印象も与えます。♪カミナリゴロちゃんドンドコドン? そんな歌ありませんでしたっけ。神様だといっても怖いだけでは人気が出ないのは、今も昔も変わりません。それに、大風、雷は恐れられていますが大雨についてはそれほどの恐れはないようです。害より益の多い大地を潤す恵みの雨です。
確かに、夕立の後の、埃を洗い流し、さっぱりした空気と風鈴を鳴らす涼風は暑さに弱った体には有難いものです。エアコンの効いた部屋にいるとそんなことは忘れてしまいますが、人間のおこないが神様の怒りに触れないように。くわばら くわばら。

前回の新横浜公園生き物観察日記(42)はこちらをご覧ください。

新横浜公園生き物観察日記(42)
2008/09/08
 
アオコ(青粉)です。手前の水草はヒシです

★ 写真  アオコ(青粉)です。手前の水草はヒシです。
撮影日時: 平成20年度8月25日
場  所: 新横浜公園北側園地、投てき場下流側水路

気温も下がり、水辺の風情に秋の気配を感じる季節になりましたが、この一角だけは真夏の景色です。アオコは御存知のように青緑色の藍藻プランクトンのことで、池の富栄養化の指標でもあります。普通にアオコ(青粉)と言いますが、色には赤、青、緑と様々なものがあり、黒色に近いものもあるそうですから、絵の具のパレットのようです。
確かに、水面一面をペンキを流したように染める事態はただ事ではありませんが、新横浜公園の池ではそんな姿を見ることはありません。最初は青緑色の落ち葉が浮いているように見えますが、棒で引き寄せようとすると砕けて消えてしまいます。雨が降ると雨粒にたたかれて霧散しますが、雨が上がると、また、水面に浮いてきて風に吹き寄せられて写真のような光景となります。

20年くらい前の話ですが、霞ヶ浦や琵琶湖でアオコが発生し、養魚場の鯉が酸欠で死んだり、水道水にカビ臭が付いたりと騒ぎになったことがありますが、今はそんな話しも聞かなくなりました。新横浜公園の池の水は雨水と鶴見川の水ですが、鶴見川の水もずいぶんきれいになりました。下水道の普及や水の浄化技術の向上もあるのでしょうが、市民の河川や水質汚濁に対しての関心の高さも大きく影響しているように思います。何時の日か新横浜公園の池で子供が泳いでいる姿を見たいと思います。

新横浜公園生き物観察日記(41)はこちらをご覧ください

新横浜公園生き物観察日記(41)
2008/09/05
 

ヒメホコリタケ(ホコリタケ科ホコリタケ属)   オキナタケ(オキナタケ科オキナタケ属)   コガサタケ(オキナタケ科コガサタケ属)
ヒメホコリタケ                 オキナタケ                 コガサタケ

★ 写真  キノコです。芝生の中に生えていました。
撮影日時: 平成20年度8月28日
場  所: 新横浜公園北側園地、テニスコート横

北側園地の芝生の中にキノコが生えていました。暑い日が続き、その後気温が下がったと思ったら断続的な集中豪雨。キノコが発生するには良い条件がそろったのでしょうか。刈りそろえられた芝生(野芝)の中にメルヘンの世界が広がります。

これらのキノコは枯草などの有機物に寄生し分解を手助けします。芝刈り後の残滓が残っているということですから芝生管理上は好ましくないということになりますが、雨後の早朝に青い芝生の中に白い丸いものが群生している姿はなかなかのものです。でも、ここは白雪姫や小人のお家ではありません。朝のうちはいいのですが陽が高くなり気温が上がり始めると色も変わり、形も萎れて消えてしまいます。

この3種、食用には向かないようですが、ヒメホコリタケの仲間、ホコリタケは食用になり、アメリカでは安全な4種の野生キノコのひとつだそうで、味も良いそうです。鳥取県立三瓶自然館のホームページの受け売りですが。そう言えば形や色がマッシュルームに似ていなくもない。でも、新横浜公園に生えているのはヒメホコリタケであって、ホコリタケではありません、念のため。

前回の新横浜公園生き物観察日記はこちらをご覧ください

スタジアムウエディングを行いました
2008/09/01
 

掲載するのが遅くなってしまいましたが、7月21日・8月2日に3組の挙式を行いました。
両日とも天気は晴れ!少し暑かったですが、絶好のスタジアムウエディング日和となりました。

スタジアムウエディング
このスタジアムウエディングはもちろん主役は新郎新婦ですが、ゲストの方々にも楽しんでいただける結婚式です。

フラッグ
こんなフラッグも!

結婚式っていいですね?♪みんなが笑顔で、みなさんから幸せオーラがでています。
お2人とゲストの方々の幸せそうな笑顔を見て、スタジアム職員も幸せな気分の一日になりました。

8月2日に挙式をされました黒木様ご夫妻から嬉しいコメントをいただきましたので、ぜひご覧下さい。
http://www.nissan-stadium.jp/wedding/detail.php

次のスタジアムウエディングは11月1日(土)です。
サッカー好き、陸上好きの方も、人とはちょっと違った結婚式をしたいとお考えの方にスタジアムウエディングはいかがでしょうか?普段Jリーグや他の国際大会でも使用するスタジアムがその日は挙式をされる方の貸切になります!

スタジアムウエディングの情報はこちらをご覧下さい

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