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新横浜公園生き物観察日記(41)
2008/09/05
 

ヒメホコリタケ(ホコリタケ科ホコリタケ属)   オキナタケ(オキナタケ科オキナタケ属)   コガサタケ(オキナタケ科コガサタケ属)
ヒメホコリタケ                 オキナタケ                 コガサタケ

★ 写真  キノコです。芝生の中に生えていました。
撮影日時: 平成20年度8月28日
場  所: 新横浜公園北側園地、テニスコート横

北側園地の芝生の中にキノコが生えていました。暑い日が続き、その後気温が下がったと思ったら断続的な集中豪雨。キノコが発生するには良い条件がそろったのでしょうか。刈りそろえられた芝生(野芝)の中にメルヘンの世界が広がります。

これらのキノコは枯草などの有機物に寄生し分解を手助けします。芝刈り後の残滓が残っているということですから芝生管理上は好ましくないということになりますが、雨後の早朝に青い芝生の中に白い丸いものが群生している姿はなかなかのものです。でも、ここは白雪姫や小人のお家ではありません。朝のうちはいいのですが陽が高くなり気温が上がり始めると色も変わり、形も萎れて消えてしまいます。

この3種、食用には向かないようですが、ヒメホコリタケの仲間、ホコリタケは食用になり、アメリカでは安全な4種の野生キノコのひとつだそうで、味も良いそうです。鳥取県立三瓶自然館のホームページの受け売りですが。そう言えば形や色がマッシュルームに似ていなくもない。でも、新横浜公園に生えているのはヒメホコリタケであって、ホコリタケではありません、念のため。

前回の新横浜公園生き物観察日記はこちらをご覧ください