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笑顔のスタジアム

STADIUM OF SMILES

Stadium of Smiles ~笑顔のスタジアム~

Stadium of Smiles ~笑顔のスタジアム~

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小倉 純二
日産スタジアム名誉場長
昭和13年8月14日生まれ
日本サッカー協会会長、FIFA理事、東アジアサッカー連盟会長を務める。
現在、日本サッカー協会相談役
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熱中症に気を付けて、夏を楽しみましょう
2016.06.24

暑い夏が近づいてきました。夏休みもあり、皆さんの日産スタジアム、そして新横浜公園を利用される方々が、最も多い季節を迎えます。
今年の夏も、是非とも元気で明るくスポーツを楽しんでいただきたいと願っています。
熱中症とは日射病や熱射病などの総称で、高い気温の下で起きる全身の障害であり、発汗による脱水・頭痛・めまい・けいれんなどの症状が出てくることを、皆さんもよく知っていると思います。
熱中症にならないように気を付けなさいと、何度も言われていると思いますが、身体が暑さに慣れていない梅雨期にも起きることから、日本政府は、7月を「熱中症予防強化月間」として、熱中症について注意を喚起しています。
日本体育協会は、熱中症予防5カ条として、次の注意をしています。

  • 暑い時、無理な運動は事故のもと
  • 急な暑さに、要注意
  • 失われた水と塩分を取り戻そう
  • 薄着スタイルで、さわやかに
  • 体調不良は、事故のもと

日本サッカー協会も、今年の3月に「熱中症対策ガイドライン」を発表しました。気温とともに、湿度や日射や放射の要素を加えた「暑さ指数」を計測する「湿球黒球温度(WBGT)計」を試合会場に設置し、試合を開催して良いのかを判定することを勧めています。そして、ある値以上になったら「クーリングブレーク」又は「給水タイム」を取るように決めています。
東京2020オリンピック・パラリンピックの開催時期は7月24日から9月6日です。暑い時ですね。横浜市でも、サッカー競技の開催が予定されています。多くの外国からの観客が来日されることが期待されています。日本の夏の気候に慣れていない外国のお客さんに良いガイドをしてあげるためにも、熱中症対策をみんなで身に付けようではありませんか。
よろしくお願いいたします。