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笑顔のスタジアム

STADIUM OF SMILES

Stadium of Smiles ~笑顔のスタジアム~

Stadium of Smiles ~笑顔のスタジアム~

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小倉 純二
日産スタジアム名誉場長
昭和13年8月14日生まれ
日本サッカー協会会長、FIFA理事、東アジアサッカー連盟会長を務める。
現在、日本サッカー協会相談役
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21 対 19 大熱戦でした!
2016.09.15

9月10日、 日産スタジアムで1998年以来18年振りに、ラグビーの試合が開催されました。ラグビーワールドカップ2019の決勝戦会場に、横浜国際総合競技場・日産スタジアムが決定していますので、その第一回目のテストと言えます。
試合は、ジャパンラグビートップリーグの東芝ブレイブルーパス対キヤノンイーグルス。試合前の予想としては、優勝候補チームの一つである東芝ブレイブルーパスが試合をリードするだろうとのことでしたが、キヤノンイーグルスが頑張り、一時は6点差までリードしました。最後に、東芝ブレイブルーパスに逆転されましたが、両チームの激戦となった試合は観客の皆さんを喜ばせました。
この試合は、主催者の日本ラグビーフットボール協会と共に、主管する神奈川県ラグビーフットボール協会・横浜市ラグビーフットボール協会が中心となり、横浜市・神奈川県が協力して、ラグビーワールドカップ2019に、より関心を持って貰うために、神奈川県内在住または在学の小中高生徒を招待するなど、様々な取組みが成功し、多くの観客が集まりました。その熱意が熱戦に繋がったと思います。
今年は、日本ラグビーフットボール協会が、2019年に開催する会場をテストする計画と聞いていますので、日産スタジアムには、岡村日本ラグビーフットボール協会会長、御手洗ラグビーワールドカップ2019組織委員会会長などが見えられ、林横浜市長も来賓として観戦されました。
日産スタジアムとしては、久方ぶりのラグビーの試合であり、スクラムを組んだ後の芝生の凹みや剥がれに、どう対応して行くかが大きな課題となります。サッカーの試合の芝生の痛みとは、違いがあります。
日産スタジアムの名誉場長としては、大変ご苦労をかけますが、芝生担当のグリーンキーパーが、9月17日の横浜F・マリノスの新潟アルビレックスを迎えてのホームゲームまでに、日産スタジアムが誇る素晴らしい芝生の状態にする頑張りを見せてくれることを願っています。
2019年には、ラグビーワールドカップとJリーグサッカーが開催されることになりますので、芝生の研究を始め、早めに様々な対策を練っておく必要があると思っています。