
笑顔のスタジアム
STADIUM OF SMILES
7月3日早朝、ベスト8進出をかけたベルギーとの試合に、日本代表は2点先制したものの、アディショナルタイムに逆転されて、2対3で敗れました!日本代表チームのロシアワールドカップでの戦いが終わりました!もう一歩でベスト8。悔しい、残念な結果でした!
大会直前に、ハリルホジッチ監督が西野監督と交代し、日産スタジアムでの壮行試合にもガーナ代表に負けてしまい、大会直前の海外での練習試合は1勝1敗で、ワールドカップでの成績が心配されていました。
しかし、西野監督のチーム掌握力の強さでチームがまとまりを見せて、グループリーグの3試合を戦いました。
第1試合のコロンビア戦は、相手選手の退場で数的優位に立ち、冷静に戦い2対1の勝利。第2試合のセネガル戦は、先行された都度同点に追いつき、2対2の引き分けとなり、第3戦ポーランド戦を迎えました。1点リードされて終盤を迎えましたが、同グループの他会場でのコロンビア対セネガル戦でコロンビアが1点リードしているとの情報がベンチに入り、今大会からFIFAが採用した「得失点差などの成績が同じ場合、ファールの数の差であるフェアプレーポイントで順位を決める」というルールを適用すると、日本が2ポイントリードしてグループリーグ2位で抜け出ることが明らかになった為、西野監督は、攻め進まずボール回しをしてタイムアップを迎える戦術を指示して、グループリーグを勝ち抜き、ベスト16に進出したのです。
このボール回しについて様々な意見があり、日本のやり方を非難した外国メディアもありましたが、ルールに従っての戦術であり、正当な判断だったと私は思っています。
私の経験では、FIFAのU-17ワールドカップの際にマッチコミッショナーをやっていたのですが、グループリーグで2チームが得失点差で同じとなり、当時のルールではその場合は抽選で決める、となっていました。実際に抽選をやったのですが、勝った監督は喜ぶものの、負けたチームの監督は、選手にどう説明して良いかわからないと傷心していたことを思い出しました。それ以来、FIFAとして何らかの決定方法を考えたいとしていた結果、今回のルールとなったと思われますので、方法として問題はないと思います。
現在、日産スタジアムでは、ワールドカップ開催中のJリーグの中断期間を利用して、ハイブリッドの芝生の設置作業をしております。今回、日本代表がセネガル戦を戦ったスタジアムもハイブリッドの芝生であり、日本代表はその芝生の上で良い戦いをしたと思えました。
日本代表は残念ながら、今後は次回の2022年カタールワールドカップに向けての準備をすることになりますが、ロシアワールドカップは、7月15日の決勝戦まで好試合が続きますので、サッカーファンの皆々様は、睡眠不足と戦いつつ、頑張ってください!