
笑顔のスタジアム
STADIUM OF SMILES
今年は、異常な暑さが続いています。日本の様々な場所で暑さの新記録が生まれています。そして今年は、熱中症により救急車で病院に運ばれる患者さんの数が今までの記録を破っています。総務省が出している統計によると、今年7月30日から8月12日の熱中症による救急搬送人員数が20,654人(速報値)と、昨年の10,697人(確定値)と比べて倍に近い数字になっています。
私達の新横浜公園のような、夏休みでもあり、多くの利用者の方々が朝から夕方まで暑さの中でも楽しまれる施設としましては、熱中症を心配しております。水分補給を忘れないでくださいと願い続けています。
日産スタジアムでは、8月4日と5日に、夕方18時から、各々約7万人のB'zファンが集まり、楽しいコンサートが行われました。B'zファンは、演奏される曲に合わせて席から立ち上がって、手を揃えてウェーブを送り、サッカーファンも凌ぐような元気な声援を送り続け、素晴らしいコンサートとなりました。
今回のコンサートでは、サッカーのピッチの上にコンサート用の特別な養生材を敷いて、張替えの終わったハイブリッド芝生が痛まないようにして開催されたのです。本来、ハイブリッド芝生のサッカーの試合でのテストは7月28日の予定でしたが、台風12号のために延期され、8月15日の横浜F・マリノス 対名古屋グランパスの試合でお披露目が行われました。今後、8月29日の清水戦と9月1日の柏戦でハイブリッド芝生の試合となりますが、これから徐々に天然芝が成長し、人工芝と上手く絡んでくれると、更に丈夫な芝生になってくれるものと思っています。
ハイブリッド芝生にした理由として、来年のラグビーワールドカップ対策があります。現在、神戸は敷設済。計画中は釜石、大分で、日産スタジアムを含めて4スタジアムがハイブリッドの芝生になると思われます。今年10月27日に日産スタジアムで開催されますブレディスローカップ ニュージーランド対オーストラリアでの試合で、サッカーよりも重量があり、スクラムもあるラグビーの試合でのテストが行われますので、この試合をクリアすることが、来年に向けて大切であると思っています。
2020年の東京オリンピックは7月24日から8月9日、パラリンピックが8月25日から9月6日と、一番暑い時期に開催されることになっていますので、森組織委員長が安倍総理にサマータイムの検討を依頼して、俄かにサマータイムが話題になり始めました。組織委員会が発表した競技日程によると、マラソンは朝7時スタートとなっていますが、それでは暑さ対策が不充分としているのです。
横浜としても、野球にソフト、そしてサッカーの試合がありますので、暑さ対策には非常に関心があります。特に、ダブルヘッダーの試合をご覧になる観客の暑さ対策の検討が必要と思われます。
まだまだ、暑さが続くとの予報ですので、熱中症にならないように、水分補給をお願い致します!