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笑顔のスタジアム

STADIUM OF SMILES

Stadium of Smiles ~笑顔のスタジアム~

Stadium of Smiles ~笑顔のスタジアム~

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小倉 純二
日産スタジアム名誉場長
昭和13年8月14日生まれ
日本サッカー協会会長、FIFA理事、東アジアサッカー連盟会長を務める。
現在、日本サッカー協会相談役
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近畿地方の台風、そして北海道の地震、酷すぎます!
2018.09.13

21号の台風、そして震度7の大地震と、9月になって立て続けの災害に、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。多くの方々が命を落とされた酷い災害の連続に、涙しかありませんが、1日も早い復興、復旧をお祈り致します。

日本フットサル連盟は、先日、 大阪市中央体育館に於けるFリーグのセントラル開催に、7月に被災を受けた方々を招待しました。40周年を迎えたこともあり、ロベルト・カルロスさんを招いて、ゲームを盛り上げて貰いました。

ロベルト・カルロスさんは、ロベカルの愛称で世界的に知られた名選手ですが、日産スタジアムでは、2002年日韓ワールドカップで優勝したブラジル代表選手として大活躍しました。その後も、世界クラブ選手権でレアル・マドリードのメンバーとして来日し優勝しているのです。日産スタジアムは芝生が良いし、大好きと言ってましたよ!

ロベカルさんは、関西空港が閉鎖されてしまった為、急遽、成田着のチケットに切り替えて来日し、被災者の子供さん達に丁寧にサインをして、一緒に写真を撮ってくれました。当然、フットサルの試合に登場し、素晴らしいプレイを見せました。テレビ中継もあり、スポーツ新聞を読まれた方も多いと思いますが、流石に年を取っても名選手でした。

北海道では、7日に、森保日本代表監督が就任した第1戦を、チリ代表と行う予定でしたが、停電が続き、札幌市の交通機関が停止している状況から中止となりました。中止が決まってから、ホテルの近くの公園で体を動かしたようですが、その時に、森保監督は選手達に「犠牲になられた方々、安否不明の方々がたくさんおられる。心を寄り添わせていくんだと考えて、元気づける、勇気づける気持ちでやっていこう」と訴えたそうです。チリ代表チームも、震度7には驚きを隠せなかったようですが、空港が再開されてから、次の試合地の韓国に向かってくれました。

私達の日本は、台風や地震のある国として知られていますが、今年は、暑い夏が続いた上に、大きな台風と地震が発生しています。万一に備えて、非常用備品のチェックを再確認してください!

よろしくお願い致します!

PS
9月11日 森保ジャパンは、大阪でコスタリカと戦い、若い選手達が楽しいサッカーを見せてくれ、3対0で勝利しましたことを、追加して、ご報告致します!