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笑顔のスタジアム

STADIUM OF SMILES

Stadium of Smiles ~笑顔のスタジアム~

Stadium of Smiles ~笑顔のスタジアム~

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小倉 純二
日産スタジアム名誉場長
昭和13年8月14日生まれ
日本サッカー協会会長、FIFA理事、東アジアサッカー連盟会長を務める。
現在、日本サッカー協会相談役
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今年も、熱中症の予防をしましょう!
2019.07.19

今年の天候は、7月に入っても、九州・四国に豪雨が降ったり寒い日が続き、せっかく準備した海水浴場も泳ぐ人達もいず、ガランとしています。異例の梅雨期が続いており、日照時間が不足している状況です。しかし天気予報では、学校がお休みとなる7月末からは、本格的な暑さとなるとの予報です。従って、今年も熱中症対策をしておきましょう!
日本サッカー協会の機関誌「JFA news」が、「熱中症を予防せよ」という特集を組みました。日本代表チームの松本良一フィジカルコーチによれば、代表チームの暑熱対策として、対策は練習が始まる前からできるという考えから、練習前にきちんと水分を補給するために250~500mlペットボトル約1本分を飲むことが理想といっております。子供さんの場合でも、ペットボトル半分でも良いので飲んでほしいとのことです。練習やウォーミングアップの前に少量の水を口にする選手は多いのですが、そうではなく、しっかり飲むことがポイントですと指摘しているのです。
熱中症の特集では、「特に熱中症に注意が必要な状況」として、「熱中症を引き起こす条件に、気温が高い、湿度が高い、風が弱い、急に気温が上がったといった環境の問題があります。炎天下や真夏の体育館、梅雨期は終わりに近くなってはいますが、急に気温が上がったり、蒸し暑い日は注意が必要です。また、激しい運動などによる熱産生はもちろん、暑さに体が十分適応出来ない時に、熱中症にかかりやすくなります。また、高齢や肥満、運動不足、持病がある場合も、危険度は増します。」と述べています。
いずれにせよ、私どもの新横浜公園は、老若男女がお集まりで、しかも、学校がお休みになれば、長時間様々な運動をされる方々も多くなりますので、素早い応対をするためにも熱中症対策が必要となります。利用される方々と共に、私達も準備しておかなくてはなりません。
あと2ヶ月後の9月20日からラグビーのワールドカップが全国12会場で開催され、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)では、決勝戦を含めて7試合が行われます。熱中症などにかからず、来日される外国のお客さんを歓迎してまいりましょう!