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笑顔のスタジアム

STADIUM OF SMILES

Stadium of Smiles ~笑顔のスタジアム~

Stadium of Smiles ~笑顔のスタジアム~

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小倉 純二
日産スタジアム名誉場長
昭和13年8月14日生まれ
日本サッカー協会会長、FIFA理事、東アジアサッカー連盟会長を務める。
現在、日本サッカー協会相談役
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日産スタジアムボランティア、20周年おめでとうございます!
2020.01.20

1月18日に、日産スタジアムボランティア20周年をお祝いする会がありました!1999年に、横浜市が2002年FIFAワールドカップに備えるために結成され、現在も約300人を超えるメンバーが活躍している、日産スタジアムにとって大切な方々の集まりです。暑い日、寒い日、大雨の日、雪の日などにかかわらず、長い間活動を続けられたボランティアの皆様に対し、尊敬とともに、お祝いを申し上げたいと思います。

当日、31名のメンバーが、20年間活動を続けたことで表彰を受けましたが、2002年のワールドカップ以降、Jリーグクラブ(横浜F・マリノス)のホームゲームを中心にボランティアをこの規模や活発さで続けられた集団は、日本で唯一といってもよいのではないかと思います。

また、1月16日には、毎日新聞社主催の「神奈川21世紀の会」による表彰式がありました。なんと、日産スタジアムが、「神奈川イメージアップ大賞」をいただいたのです。副賞として書家の船本芳雲先生が書かれた「笑顔のスタジアム」の色紙を記念に頂戴しました。その理由として、日産スタジアムが、昨年のラグビーワールドカップをつつがなく運営し、神奈川県の名を高めたと言っていただき、特に日本対スコットランド戦を、台風一過にも関わらず実施できた努力を評価したいとのことでありました。一緒に大賞を受けられたのが、横浜に本社を持たれる「株式会社ファンケル」さんでした。特別賞は、ラグビー日本代表と、我らのJリーグ優勝チーム 横浜F・マリノスでありました。

2002年FIFAワールドカップは閉会後も、FIFA 理事会が「WORLD CUP OF SMILES」(笑顔のワールドカップ)と命名してくださったこともあり高く評価されておりますが、日産スタジアムボランティアの方々は、その高い評価を引継ぎ、その後のFIFAクラブワールドカップや横浜F・マリノス戦等の活動に貢献され、ラグビーワールドカップにおいても多くの方々がボランティア活動をなされたと承知致しております。

日産スタジアムとボランティアの皆様とは、同じ方向を向いて努力を続けておりますので、これからもよろしくお願いいたします。特に、お正月にボランティアの皆様が続けられております「新横浜公園 凧揚げの日」の活動も象徴的です。凧づくりやベーゴマ、コマ回し等は、世の中にだんだん大きな広場がなくなっていく状況の中で、ボランティアの皆様がご来園の方々に教えてくださる貴重な時間です。引き続きよろしくお願いします!