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笑顔のスタジアム

STADIUM OF SMILES

Stadium of Smiles ~笑顔のスタジアム~

Stadium of Smiles ~笑顔のスタジアム~

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小倉 純二
日産スタジアム名誉場長
昭和13年8月14日生まれ
日本サッカー協会会長、FIFA理事、東アジアサッカー連盟会長を務める。
現在、日本サッカー協会相談役
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日産スタジアムに、ようやくお客様が戻って来られました!
2020.07.27

 日産スタジアムでは、横浜F・マリノスのホームの試合が、7月に2試合行われました。Jリーグ再開後、おかげさまでようやく開催することができました。お迎えできるお客様の数は、各々上限5千人が現時点での国のコロナ対策上の規定です。1試合目として、7月12日にFC東京との試合が行われました。昨年のJリーグの1位・2位の戦いでしたが、結果は1対3でF・マリノスが敗れました。22日は皆さんが注目されます横浜ダービーの試合でした。こちらは4対0でのF・マリノスの勝利で、1勝1敗で7月の日産スタジアムホームが終了しました。
日産スタジアムのホームゲームを担当します横浜F・マリノスは、Jリーグのガイドラインに従ってお客様の入場に際して体温測定を行い、37.5度以上の場合は入場をお断りさせていただき、あわせてマスクの着用をお願いしました。
 スタジアムの内外を問わず社会的距離(できるだけ2m,最低1m)を確保して、お連れ様同士でも間隔を開けてくださいとお願いし、咳エチケットには充分ご配慮くださいとしました。相手チームサポーターの移動による感染拡大リスクを避けて、ビジター席の設置はありませんとしました。横浜FCとの試合は、同じ横浜なのにとの声もありましたが、Jリーグの決めですので、お許しをお願いしたいと思います。応援についても、歌を歌うなど声を出しての応援、フラッグを振り回すなどの行為は禁止となっており、F・マリノスのサポーターは、チャンスが来ると上手に拍手を選手に送り続けていました。元F・マリノスでプレーをした中村俊輔選手には、登場の際に暖かい拍手が送られました。
 F・マリノスのサポーターは、普段に比べると少ない人数でありながら、立派な応援であったと思います!

 さて、今年も、夏の天気予報は、温度が高く、暑い夏になると伝えられております。サポーターの方々の熱中症が心配です!一般的に、コロナ対策としては、3密(密閉、密集、密接)の回避と共に、感染防止の4つの基本であります ①社会的距離の確保(できるだけ2m,最低1m)、②マスクの着用、③水分補給を忘れずに、④手洗いの必要性「家に帰ったらまず石鹸を使って手や顔を洗いましょう!」を守り続けていただきたいと思います。

 22日に気象庁が3か月予報を出しましたが、今年の夏の熱中症予防については万全の対策をしていただきたいとのことです。マスクの着用により湿った空気を吸うため、喉の渇きを感じにくくなることがあり、夏の高温・多湿の環境下では、熱中症のリスクが高くなる恐れがあります。水分補給を必ず行っていただきたいと願っております。

 今年は、コロナ対策だけでなく、熱中症にも注意が必要です。健康を第一として、今年の夏を過ごすことが大切になります。よろしくお願いいたします!