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笑顔のスタジアム

STADIUM OF SMILES

コラムタイトルStadium of Smiles ~笑顔のスタジアム~

Stadium of Smiles ~笑顔のスタジアム~

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小倉 純二
日産スタジアム名誉場長
昭和13年8月14日生まれ
日本サッカー協会会長、FIFA理事、東アジアサッカー連盟会長を務める。
現在、日本サッカー協会相談役
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年末ですが、気をつけましょう!コロナ感染者がまだまだ増えることが確実です!
2020.12.04

私のコラムも、3月以降、コロナのことばかり書き続けていますが、それだけ、世界的にも大きな出来事であったと思います。
全世界の統計によると、感染者は6,325万人を超えて、亡くなられた方も146万人になっています。日本についても、15万人が感染されて、2千人の方が亡くなられています。この数字は12月1日現在ですが、日本では冬場を迎えて、寒さと乾燥で増加することが予想されています。政府も神奈川県も、様々な指示を出し続けています。

これからも、コロナ感染の心配が続きますので、コロナにかからないように、皆さん!これまで以上に、気をつけましょう!

コロナ感染者になると後遺症が生じることも覚悟しなくてはならないとのことです。後遺症にも種類があることが明らかになっていますが、私の知り合いで感染者になり、現在元気に暮らしておりますがやはり後遺症を感じておられる方がいます。その方は、例えばカレーライスを家で作っているならば、その匂いで今日はカレーライスとわかるはずなのに、食卓につくまで分からないという嗅覚障害を感じたり、また、髪がどうも抜けやすくなったりすると実感していると話しています。

来年には、コロナ用ワクチンがアメリカやイギリスから日本に入って来るとのニュースがありますので、その効果に期待したいと思っています。やはり、コロナの根絶にはワクチンが必要であろうと思います。

今年の日産スタジアムも、多くの行事が中止となりました。横浜F・マリノスも、多くのホームゲームを5,000人に限っての試合として、入場収入にも限度のある苦しい試合が続きました。それでも、横浜F・マリノスサポーターは、Jリーグで決めた基準に基づき、体温を計ること、マスクをすること、大声を出さないで手拍子で応援することなどを守り、横浜F・マリノスのサポートを続けられたことは、立派であったと思います。一年間絶え忍び、お疲れ様でした。

日産スタジアムを守ってくださっておられるボランティアの皆さんには、コロナの感染を避けるため、多くの活動がキャンセルとなり、ご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。来年には、元気な活動をお願いいたます。

日産スタジアムでは、東京オリンピックのサッカー会場となり、その重要な役割を果たしていきたいと願っておりますので、一日でも早くコロナウイルスが鎮静化するよう期待したいと思います。そして、東京オリンピックで、笑顔の皆様とお目にかかりたいのです!