2019年6月23日実施 新横浜公園四季折々の生きもの観察会 「今年はとるぞ!水辺の生きもの観察リベンジ!!」

 623()、「新横浜公園四季折々の生きもの観察会」(協賛:株式会社春秋商事)の今年度1回目の観察会を行ないました。

 

 今回は「今年はとるぞ!水辺の生きもの観察リベンジ!!」と題して、水にいる生きものがテーマです。昨年実施時は仕掛けに魚がかかってくれず悔しい思いをしたので、雪辱を果たす回となりました。

 

 講師は特定非営利活動法人鶴見川流域ネットワーキング(以下npoTRネット)さんです。

 

 まずは、このイベントについての説明がありました。新横浜公園は多目的遊水地になっており、鶴見川が氾濫しないように川の水を引き込むようになっていること、ハチに遭遇した時の対処法などの説明がありました。

2019生きもの観察会①_1.jpgnpoTRネット阿部さん

 

 みんな説明をしっかり頭に入れて、どんな生きものに出会えるのか期待を持ちつつ、公園内での観察会です。公園内の自然と触れ合いながら、水路の生きものがいるポイントに向かいました。

最初のポイントでは網を使って小さい生きものを狙います。npoTRネットの阿部さんより捕り方のレクチャーを受け、それぞれタモ網を使って捕まえていきます。

2019生きもの観察会①_2.jpgレクチャー中

2019生きもの観察会①_3.jpgなにがいるかな?

 

・・・みんな生きものが捕れたようです。ここで捕れたのは、カダヤシやドジョウ、ヨシノボリの仲間、アキアカネのヤゴ、アメリカザリガニなどでした。

2019生きもの観察会①_4.jpgメダカ。ではなく「カダヤシ」です

2019生きもの観察会①_5.jpgドジョウの子ども

2019生きもの観察会①_6.jpgヨシノボリの仲間

2019生きもの観察会①_7.jpgアキアカネのヤゴ

2019生きもの観察会①_8.jpgアメリカザリガニ

 

 次に修景池に移動し、あらかじめ仕掛けておいた「お魚キラー」と言われるカゴの中に餌を入れて生きものを採集する仕掛けを引き上げます。

※今回特別に仕掛けました。また自治体によっては漁業調整規則によって使用できない場合もあるためご注意ください。

2019生きもの観察会①_9.jpgゆっくりと引き上げて、、、

2019生きもの観察会①_10.jpg中に何か入っているようです!カゴをあけてみると・・・

2019生きもの観察会①_11.jpgモツゴが入っていました!!

2019生きもの観察会①_12.jpgモツゴ(一部です)この後すぐにリリースしました。

 

 大量のモツゴを観察することができました。成魚も幼魚もたくさん!(推定300匹ほどでしょうか??)

 

 モツゴの楽園となっている原因としては、泥の濁りが外敵から身を守るのに役立っていることや、岩場がよい産卵場・隠れ場になっていることが考えられます。

 

 続いて大池の生きものを観察するため、投網をしました。

2019生きもの観察会①_13.jpg見事な投網!!

2019生きもの観察会①_14.jpg慎重に引き上げていくと・・・

 

 捕獲されたのは、「ブルーギル」でした。

2019生きもの観察会①_15.jpgブルーギル(撮影者の影は気にしないで下さいね。)

 

 最後のポイントへ移動です。ここではあらかじめ仕掛けておいた定置網を引き上げました。

2019生きもの観察会①_16.jpgおや!?引き上げる前から網が動いています。何か入っているのでしょうか。

2019生きもの観察会①_17.jpg何が入っているかな?

 

 引き上げていくと、参加者から「カメーーーー!!!」と大きな声が挙がりました。正体はミシシッピアカミミガメだったようです。そのほかにここでもブルーギルが入っていました。

 2019生きもの観察会①_18.jpgミシシッピアカミミガメ(このサイズは推定30才です!)

 

 最後に、捕れた生きものの詳しい解説を行いみんなで観察しました。

 

 次回の四季折々の生きもの観察会は82()開催です。この日は、新横浜公園昆虫トラップ&セミの羽化観察をします。皆様のお申込をお待ちしております!

 

 この「新横浜公園四季折々の生きもの観察会」は年5回の観察会を予定しており、日頃から新横浜公園・日産スタジアムにご協力いただいている株式会社春秋商事様にご協賛いただいています。

 

 なお、今回観察会のために特別に調査用定置網の設置・投網を行いましたが、普段は無断での定置網の設置等は禁止となっております。また、公園内で捕まえた生きものは放してあげるなどの配慮をお願いいたします。