新横浜公園で飛んでいたチョウトンボです。 http://www.jomon.ne.jpより転載させていただきました
こちらのチョウトンボは新横浜公園のではありません
★ 写真 チョウトンボ(トンボ目トンボ科)です。
撮影日時: 平成20年度8月18日午後3時頃
場 所: 新横浜公園北側園地
北側園地のアシ原の上をひらひらと飛んでいるものがいます。遠目には黒い小さなアゲハチョウが飛んでいるように見えます。不思議に思って近づくと、横一線に飛び去って、視界から消えます。しばらく待つと、アシ原からふわりと姿を現します。チョウトンボです。横浜にいるトンボでは珍しい方ではないでしょうか。
でも、以前、スタジアムが出来たころ、新横浜公園の工事予定地の池にチョウトンボが発生したことが新聞記事になっています。当時はちょっとした事件だったのです。
新横浜の臼井義幸さんの著書「新横浜鳥物語」にその時の発生地とチョウトンボの写真が載っており、新横浜公園の現在の姿とは違う風景を見ることが出来ます。この本の発行は2001年5月ですから、それほど昔ではありませんが、今の北側園地の姿からは想像もできません。
飛んでいるチョウトンボは1匹ですから、この場所で羽化したものか、どこからか風に飛ばされてきたものか分かりません、鶴見区の県立三ッ池公園や二つ池にもいますからそちらから来た可能性はありそうですが、新横浜公園の名物になってほしいと思います。でも、1匹とは淋しいですね。
新横浜公園生き物観察日記(39)はこちらをご覧下さい
★ 写真 シンテッポウユリ(新鉄砲百合)です。
撮影日時: 平成20年度8月13日
場 所: 新横浜公園レストハウス横の植栽地
植栽地の花達も連日の暑さでゲンナリしています。でも、その中にすくっと背を伸ばし白い花を咲かせているユリがあります。シンテッポウユリ(ユリ科、多年草)です。最近、道路の分離帯や造成地でよく見かけるユリです。植えたはずもないのに、他の植物が敬遠するようなところに涼しい顔で育っています。
でも、何が「新」なのでしょうか。テッポウユリはお馴染みの白いユリですが、これにタカサゴユリを交配し作った新品種なのでシンテッポウユリなのだそうですが、「新」と名が付くだけでこんなに丈夫になるものなのでしょうか。タカサゴユリは台湾を原産地とするユリで、これも丈夫なユリで荒地のようなところを好んで分布を広げている帰化植物です。ひょっとしたら、タカサゴユリかもしれませんが、どちらにしても近縁種なので、シンテッポウユリとしておきます。
シンテッポウユリは切花として人気が高く、神戸市北区淡河(おうご)町は有数の生産地だそうです。淡河町での栽培は50年代から始まり、オーゴの名の付いたオリジナル品種を持っているとのことで年間170万本もの出荷数を誇るとのことです。仏壇を飾る仏花として人気があり、出荷もお盆のこの時期がピークだそうです。そう言えばキリスト教でも白ユリは聖なるものの象徴で「白百合」の花言葉は「純潔」です。
前回の新横浜公園生き物観察日記(38)はこちらをご覧下さい
★ 写真 ワタの花(それも日本の綿)です。
撮影日時: 平成20年度8月11日
場 所: 新横浜公園北側園地
北側園地にワタが育っています。6月はじめに播いたものです。別に矮性種や盆栽仕立てしたつもりはありませんが大きくなりません。高さ30cmくらいで花が咲きました。本来なら1mくらいには育つはずですが、7月の渇水が効いたのか育ちが良くありません。ワタが育つには高い気温と、豊富な水が必要で、アメリカのコットンベルトと言われる地域(ノースカロライナ州からカリフォルニア州あたりまで)はこの条件にあっているということでしょうか。
ワタは木綿の材料で馴染みのあるものですが、今、見かけることも珍しくなりました。ドライフラワーの材料か、園芸店の種の棚で見かけるくらいでしょうか。アオイ科の一年草です。オクラも同じ仲間です。そう言えば花が良く似ています。
ワタの種類は遺伝子組み換え種も含め沢山ありますが、大きく分類すると4系統になり、日本の「和綿」はインドを原産地とするアジア綿ということになります。日本の食料自給率の低さがよく話題になりますが、衣料の自給率はもっと低く、木綿の自給率は0に等しいとのことです。私たちが着ているTシャツも少し前はアメリカ産、現在では中国産が主流です。
そう言えばアメリカンフットボールの試合にはその地域の特産物の名前をつけたものがあり「コットンボール」と言うのもありました。因みに日本選手権は「ライスボール」です。納得です。
前回の新横浜公園生き物観察日記(37)はこちらをご覧下さい
★ 写真 イトトンボ(アジアイトトンボの連結)です。
撮影日時: 平成20年度8月4日
場 所: 新横浜公園北側園地
アジアイトトンボはイトトンボの一種です。体長2?3cmの小さなトンボです。でも、「アオモンイトトンボ」というよく似たイトトンボもいますからややこしい。イト(糸)と名が付くぐらいですから胴体の細いトンボです。北側園地の水辺で沢山飛んでいます。小さなトンボで水辺を離れることはありません。飛ぶ姿もゆっくりで勝ち虫といわれ戦国武将の兜や武具を飾ったトンボとも思えません。それもそのはず、イトトンボはトンボ目イトトンボ亜目で、シオカラトンボのようなトンボ亜目とは分類上は違うことになります。そう言われれば、見た目も武家と言うより公家のようです。争いを好まない雅な性格と言いたいところですが、基本的には肉食ですから、性格が穏やかかどうかは分かりません。でも、連結時にはハートの形になりますから無骨なトンボではありません。
新横浜公園に生息するトンボは2006年の調査で17種が確認されています。アジアイトトンボもその中に入っています。珍しい種類と言うわけではありませんが、このような昆虫が沢山いることも水辺の環境では大切なことなのです。
前回の新横浜公園生き物観察日記(36)はこちらをご覧下さい
みなさん、こんにちは。
最近、みなさんは空を見上げていますか?
08年8月14日(木)16:30頃、通り雨の後、日産スタジアムに大きく虹がかかりました。
この日は、15時の横浜地方気象台発表で「大雨、雷、強風、洪水注意報」が発令されていました。今年は、局地的な大雨による災害が相次いでおこっています。雷注意報が出ていたら、突発的に大量の雨が降ることがあります。豪雨により、河川が氾濫することもあります。
急に空が暗くなったり、雷が鳴ったり、稲光が見えたり、ちょっとでも空を見て「危ないな」と思ったら、安全な場所に避難しましょう。
みなさん、こんにちは。
「芝生観察日記」の第十一話です。
7月中旬から8月初旬にかけて、芝生の葉先に綿毛のような白い物(写真1・2)が目立つようになりました。これって何だか解りますか?
これは芝生の根や茎を食べてしまう蛾類の卵を尾毛で覆った卵塊と呼ばれるものです。大きさは米粒大から大豆大の物まで色々ですが、この卵塊の中には多くの卵が守られており、卵塊の大きさは産み付ける蛾の種類によって異なります。芝生の根や茎を食害する蛾の仲間は、シバツトガ(写真3)、スジキリヨトウ(写真4)、タマナヤガの主に3種類です。
これらの蛾の仲間は、幼虫期に芝生の根や茎を一晩でめちゃくちゃ食べ荒らします。しかし、成虫になると害はありません。食害(写真5)された芝生は、枯れて地際に細かく砕かれた芝カスが残るので赤茶色に目立ちます。また、これらは4月から10月にかけて年に3回程発生しますが、近年は天候が不順なため4回発生する年もあり、観察を怠り、発見が遅れるとフィールドが丸坊主になってしまうこともあるので日々の観察により早期発見に努めることが重要です。
芝生を荒らす害虫には、蛾類の他にコガネムシやゾウムシ、カメムシなどの仲間がおり、それぞれ発生時季や食害の症状が違うのでグリーンキーパーの観察力が問われると同時に腕の見せどころでもあります。
今回は蛾の仲間についてお話しましたが、別の害虫や病気を発見したらまた報告しますので、お楽しみに!!
前回の芝生観察日記(10)はこちらをご覧下さい
4年に一度のスポーツの祭典、北京オリンピックがついに始まりました。
柔道、体操、水泳、サッカー、フェンシングなどなど、どの競技も日本選手の活躍が光ります。
8月15日からは陸上競技がはじまります。北京オリンピックの見どころとして8月2日のブログでも紹介している世界最速王を決める男子100m決勝は16日22時頃から。
男子100mには朝原選手やNSAAでもアドバイスを提供してくれることもある塚原選手も出場です!
200mにはこちらもNSAAでコーチを務めてくれることもある末続選手が出場です!
他にもみどころたっぷりの陸上競技!ぜひご覧下さい。
オリンピックを見ていると「スポーツをしたい!」「体を動かしたい!」といった気持ちが出てきませんか?
日産スタジアムでは日産自動車(株)の協賛により月に数回、陸上トラックを無料開放しています。第一種公認全天候型トラックで過去にはスーパー陸上が行われています。トップアスリートが走る日産スタジアム・日産フィールド小机は陸上経験者・未経験者問わず、どなたでも利用していただけます。
そして、さらに陸上競技を極めたいと思っている方には、日産スタジアムアスレティクスアカデミー(NSAA)でプロのコーチの指導を受けることができます。
ますます盛り上がるオリンピック!日産スタジアムからもエールを送りたいと思います。
がんばれニッポン!!!
陸上競技の競技日程はこちらをご覧下さい (リンク先:日本陸連競技日程)
みなさん、こんにちは。
「芝生観察日記」の第十話です。
7月7日、七夕の日に植えた夏芝の苗(ティフトン419)が約3週間経過してフィールド上に顔を出し始めました。
下の(写真1)は、連日の猛暑で赤く枯れた冬芝の中にポツポツと夏芝の株が残っています。そして、中央に補植の溝があり、その溝沿いに植えた苗から芽を出した夏芝が筋状に顔を出しています。その状況を少し離れた場所から見たのが右側の(写真2) です。うっすらと淡い緑色の帯が筋状になっているのが解りますか?
(写真1) (写真2)
現状はまだ根付いたばかりの赤ちゃんのような状態ですが、このまま猛暑が続けば8月末には赤く枯れた冬芝の部分を夏芝が埋め尽くしてしまうでしょう。そうなれば今年の切り替えもほぼ完了です。
後は9月末から10月上旬に実施する予定の冬芝播種までに越冬用の貯蔵養分をしっかり蓄えさせることが、また来年良い夏芝を作るための大切な準備作業となります。
完全に夏芝のフィールドが出来上がった頃に、また補植した夏芝の続報をご報告しますのでお楽しみに。
前回の芝生観察日記(9)はこちらをご覧下さい
8月7日(木)日産スタジアムにて「総合防災訓練」を実施しました。
最近、「東北での地震」、「ゲリラ型豪雨」など身近なところで、災害が発生しています。日産スタジアムでは、毎年地震や火災を想定した避難誘導訓練を実施しています。
今回は、サッカーの試合開催中に地震が発生しその後、売店より火災が発生した事を想定した訓練でした。
当日は、日産スタジアムのスタッフだけではなく、日産ウォータパークやスポーツ医科学センター等の周辺施設の職員、港北消防署の協力のもと行われました、訓練は真剣そのもので、夏の暑い日ざしの中、横浜の最高気温34.6℃、全員汗をかきながらの訓練でした。
この、訓練は、総合防災訓練と名がつくだけあり、通常の防災訓練に、煙体験ハウスでの歩行、防災指導車(起震車)での体験、水消火器訓練など、日産スタジアムスタッフ一同、貴重な体験となりました。
今後も、日産スタジアムでは、お客様の安全を最優先に考え、このような訓練をしていきます。
平成20年8月3日(日)?10時?11時30分?13時?14時30分
この企画は、日産スタジアムと横浜F・マリノスの共同企画で開催され、全4回で105人の横浜F・マリノスサポーターの方々が参加されました。
マリノスロッカー、ウォームアップルームでの説明は、横浜F・マリノス袴田広報部長が
シューズ、ユニフォーム、各選手についてなど、広報部長でしか知りえない、マリノスの
説明をしてくれました。
当日は、とても良い天気で、ピッチ上の最高気温は33.6度、まさに夏真っ盛りのスタジアム、ピッチに上がったお客様は、芝生を観察し、カメラに収める方、パス回しをしてゴールにシュートをする方、はたまた、芝生で寝転ぶ方、ピッチ上でそれぞれの楽しみ方をしていました。
さぁ、ツアーに出発です。 アップルームでの説明
いざピッチへ! 熱心にマリノスサポーターへ説明するGK柴田氏
それぞれの楽しみ方 トリコロールネットへシュート!
横浜F・マリノスを愛するように、ここ日産スタジアムも愛してください、そして何よりも、試合を見にきてくださいね!
先々週から東京マラソンのエントリーも開始されました。もうすでに定員オーバーで抽選になるようです。今年もさらにランニングブームは続きそうですね。
日産スタジアム・新横浜公園内でもこの暑さに負けず、元気に走っている方の姿が目立ちます。しかし、この夏の盛りに走る際には、熱中症には十分ご注意ください!!
熱中症とは暑い環境の下での運動によって起こる障害の事をいいます。熱失神・熱けいれん・熱疲労・熱射病になってしまうと死につながる危険性があります。
熱中症にならないためには、こまめな水分補給。汗をかくと体内の塩分も失われているので、スポーツドリンクや0.2%の食塩水を摂取するといいと言われています。
ランニングウェアは通気性のよいものを選び、直射日光がある場合には帽子も着用して下さい。特に新横浜公園内は日影が少ないので、帽子は着用された方がいいかもしれません。
体調がすぐれない時や疲れている時は、運動は控え、木陰や室内でいつもより長めのストレッチやマッサージをされてはいかがでしょうか?
もしもの時にために、名前や住所などが分かるものを持って走ると安心です。
日産スタジアムではランニングマップ(2km・5km)をご用意しています。公園内には様々な植物や生き物がいますので、景色を楽しみながら走って頂けると思います。新横浜公園内の植物については新横浜公園生き物観察日記でご紹介していますので、是非参考にしてみてください。
しっかりと熱中症対策をし、自分のあったペースで、楽しく走って下さいね♪
ランニングマップ2km【PDF:319KB】
5km【PDF:455KB】
まもなく、待ちに待った2008北京オリンピックが開催されます。皆さんそれぞれ、いろんな種目の行方が気になってきていることでしょう。
中でも、陸上競技のみならず全競技の中で、世界中から最も注目されている種目、「男子100m」の見どころをここでは紹介したいと思います。
今回、三強と言われているのが、ジャマイカの世界記録保持者:ウサイン・ボルトと前世界記録保持者::アサファ・パウエル。そして昨年の大阪世界陸上の覇者:米国の:タイソン・ゲイです。
ウサイン・ボルトは今年5月に9秒72の世界新記録を樹立。今一番勢いにのっているかと思いきや、7月22日に行われた国際大会では、アサファ・パウエルが面目躍如。スタートに出遅れたボルトから逃げ切り0秒01秒差で優勝。タイムも9秒88とまずまずでした。
タイソン・ゲイは6月の全米陸上で、追風参考ながら9秒68の世界最速記録をマーク。残念ながら同大会200mで故障した左足の回復待ちですが、実績があり勝負強いゲイ選手です。きっちりオリンピックに合わせてくるでしょう。
一瞬で勝負が決まる種目だからこそ、どのようにして号砲を待っているのか、、、、スタート直前の選手の表情、息遣いなども見逃せません。果たして北京オリンピックを制するのは!?
北京オリンピックの男子100mは、史上最速決戦が繰り広げられることは間違いありません。
世界が固唾を呑んで見守る8月16日(土)日本時間20:00に大注目です!
また、陸上日本選手団では、男子短距離チーム:4×100mリレーの巧みで緻密なバトンパスに注目です。着実な走りと運が絶妙にクロスすれば、ものすごい結果が舞い込んでくるかもしれません。
北京オリンピックを見て、自分も風を切ってかっこ良く走りたい!と思った方、”鳥の巣” に負けていない広大な日産スタジアムトラックでNSAAを体験してみてください。
NSAAについてはこちらをご覧下さい
NSAA入会・体験のお問い合わせは
NSAA事務局:荻野(おぎの)・諸留(もろとめ)まで。
TEL:045-471-8460 FAX:045-471-8461
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