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新横浜公園生き物観察日記(37)
2008/08/21
 
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★ 写真  イトトンボ(アジアイトトンボの連結)です。
撮影日時: 平成20年度8月4日
場  所: 新横浜公園北側園地

アジアイトトンボはイトトンボの一種です。体長2?3cmの小さなトンボです。でも、「アオモンイトトンボ」というよく似たイトトンボもいますからややこしい。イト(糸)と名が付くぐらいですから胴体の細いトンボです。北側園地の水辺で沢山飛んでいます。小さなトンボで水辺を離れることはありません。飛ぶ姿もゆっくりで勝ち虫といわれ戦国武将の兜や武具を飾ったトンボとも思えません。それもそのはず、イトトンボはトンボ目イトトンボ亜目で、シオカラトンボのようなトンボ亜目とは分類上は違うことになります。そう言われれば、見た目も武家と言うより公家のようです。争いを好まない雅な性格と言いたいところですが、基本的には肉食ですから、性格が穏やかかどうかは分かりません。でも、連結時にはハートの形になりますから無骨なトンボではありません。

新横浜公園に生息するトンボは2006年の調査で17種が確認されています。アジアイトトンボもその中に入っています。珍しい種類と言うわけではありませんが、このような昆虫が沢山いることも水辺の環境では大切なことなのです。

前回の新横浜公園生き物観察日記(36)はこちらをご覧下さい