新横浜公園生きもの観察日記262

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観察日 : 2017年 4月12日(水)

場 所 : スタジアムから公園に降る階段付近(新横浜公園交差点下)

生きもの: ニホンヤモリ、ニホンカナヘビ

記事作成: 横山大将(鶴見川流域ネットワーキング)

 

 新年度となり、初の記事になります。ここのところ雨の日が多く、今日も晴れたと思ったら風が強かったため、昆虫観察には適さない状況となってしまいました。なので、他の生きものを探してみることにしました。昔からそうなのですが、私は生きものを探すときは真っ先に、樹木名板の裏や、倒木の下、大きめの石の下を探してしまいます(職業病というより、もはや習性です)。今回は、公園内の樹木名板の裏を徹底的に探してみることにしました。

 

 じっくり見て回ること50分。収穫はほとんど無く、あってもイラガの繭でした。とうとう期待の持てるポイントとしては、最後に夏場のイベント実施ポイントに到着しました。このポイントには、樹木名板が2枚。私から見て奥の方にある樹木名板をめくってみると、、、ハズレ。何もいませんでした。これは、後日リベンジか?と思いつつ、最後の1枚をめくってみました。

 

 お?ヤモリだ!ヤモリがいました!家の壁やガラス窓にくっついているあのヤモリです。今回見つけたのは、ニホンヤモリです。といっても、関東にいるヤモリはこの種類ぐらいでしょう。ところで、なぜヤモリが壁や、窓ガラスといった垂直面を登ることができるかご存知ですか?秘密は、足の裏の大きな鱗です。これは、指下板と呼ばれるもので、表面には鈎状になった細かい毛が沢山生えています。これを垂直面に引っ掛けることで、落ちずに登ることができるのです。ちなみに、ヤモリは昔から、人間にとって害虫となるガやカ、クモを食べることから家を守る生きものとされており、漢字では「家守」や「守宮」等と書かれ、大切にされてきた生きものなのです。もし家の近くで見かけても、それは、餌となるカやガを探しているので、そっとしておいてあげましょう。それから雑談ですが、よく間違えられる「イモリ(井守)」はサンショウウオやウーパールーパー等に近い両生類で、全く別の生きものです。生きもの好きの人と話をするときに間違えると大変恥ずかしいので、気をつけましょう。

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 ニホンヤモリ


 
さて、ヤモリをいた場所に戻して、帰ろうと思ったその時、足元で何か動きました。今度はカナヘビでした。こちらは、ニホンカナヘビ。神奈川県をはじめ、関東で広く見られるトカゲの仲間です。ただトカゲ(ニホントカゲ)と違い、全体的に鱗がガサガサしたような印象で、尾が長いのが特徴で、主に小型の昆虫類やクモを食べます。

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ニホンカナヘビ

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