新横浜公園生きもの観察日記349

観察日 : 2020年 11月30日(月)

場 所 : 大池

生きもの: コガモ、ハシビロガモ、オカヨシガモ、カイツブリ

記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング) 

 

 11月の最終日。朝は一段と冷え込みました。今回は投てき練習場付近から観察を始めました。

 排水門付近の水域には、鳥の姿はあまり見られず、島の水際に10羽ほどコガモの群れがいました。朝日を浴びて温かそうですね。オスは生殖羽(繁殖のための羽)への換羽(生えかわること)がすすみ、一目でオスと分かるようになりました。近くにはハシビロガモのオスも休息中。こちらも換羽がすすんでいます。

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水際で朝日を浴びるコガモ

 

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 コガモ(左)とハシビロガモのオス(右)

どちらも換羽がすすんで一目でオスだと分かるようになりました。

  

 大池を草地広場付近に移動してくると、今度はオカヨシガモの群れに出会いました。ペコペコとお辞儀をするように頭を水の中に突っ込んでエサをとっている様子。白いお腹が見えるのがとてもかわいらしいです。コガモ、ハシビロガモ、オカヨシガモは、新横浜公園で常連の冬鳥カモ3種です。春までゆっくり過ごしていってほしいですね。

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オカヨシガモのオス(右)、メス(左)

 

  フィールドスコープでオカヨシガモを観察していると高速で泳ぎ横切っていく鳥が。後を追って見ると、久しぶりに登場、カイツブリでした。以前は年中観察できましたが、夏場に池一面ヒシが覆うようになってからは、ヒシが枯れた後の晩秋から春にかけてたまに見かける程度になりました。

 冬鳥のカモのオスが生殖羽に変わり、見分けやすい時期になってきました。新型コロナウイルスの感染者が増えてきていますので、対策を万全にして無理せず観察を楽しみましょう。

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カイツブリ

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