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新横浜公園生き物観察日記(10)
2008/01/19
 
この足跡、誰のでしょう。

★ 写真 この足跡、誰のでしょう。
撮影日時: 平成20年度1月9日
場  所: 新横浜公園北側園地、野球場北側の水路

 北側園地は今、生き物の気配が希薄です。整備工事が佳境に入り、生き物たちは機械や工事人の慌しい動きに、これからの成り行きを息を潜めてみているのでしょうか。
 でも、いなくなったわけではありません。水路にしっかりと訪れた痕跡が残っています。
 写真では良く分かりませんが、3種類の来訪者があったようです。一番大きいのはコサギでしょうか。後は、シギとセキレイと思われますが、本当のところは本人に聞くしかありませんね。でも、餌があるようにも思えないこんなところに、採餌のためだとしたら、何を食べたのでしょうか。今、水の中に居るものといえば、モノアラガイやサカマキガイのような巻貝くらいで、それも僅かです。お腹がいっぱいになるには足りないように思います。
 大きな足は真直ぐに動いていますが、小さな足はちょこまかと慌しく方向が定まっていません。鳥の行動をよく知っている人なら、この足跡で鳥の心理状態まで読めるのかもしれませんが、残念ながら私には良く分かりません。
 でも、お腹がいっぱいになったのなら何もいうことはありませんが。

はて、何でしょう?モグラ塚です。

★ 写真 はて、何でしょう? モグラ塚です。
撮影日時: 平成20年度1月17日
場  所: 新横浜公園北側園地、池側の草地

 北側園地の園路沿い、池側の冬枯れの草地に小さな土の山が目に付きます。モグラ塚です。モグラがトンネルを掘った後の残土ですが、人間の行うトンネル工事の残土と同じです。モグラは地中を生活の場とする生態と穴掘りの才能で土木関係のキャラクターにも多用されています。工事現場の案内や注意看板でヘルメットをかぶり、スコップを肩にしたモグラの勇姿を目にしたことがおありだと思います。
 あまり人目につかず、人に迷惑かけない印象なのですが、稲作農家やゴルフ場、競馬場からは嫌われています。田んぼの畦にモグラが穴をあけると田んぼに水が張れません。競馬場ではモグラの穴に馬が足を取られ足を折る事故もあるとのこと。モグラ捕殺器なる物騒な器械も市販されていますから穏やかではありません。
 でも、モグラの肩を持つわけではありませんが、モグラは土壌の守り神なのです。ミミズはモグラの餌ですが、汚染された土壌では育ちません。それを食べるモグラは土壌の環境指標でもあるのです。硬くなった土壌に空気を通し、土の天地返しをし、植物の生育を助けます。文字どおり縁の下の力持ちです。
 モグラ塚はモグラの活動の証なのです。