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新横浜公園生き物観察日記(60)
2008/12/25
 

「霜の花」です。ハコベの葉に咲きました    「霜柱」も立ちました

★ 写真  霜が降りました。
撮影日時: 平成20年12月15日
場  所: 北側園地の流れ、耕作地

12月とも思えない暖かい日の後に雨が降りました。晴れると放射冷却現象で新横浜公園に霜が降り小机フィールドの緑の芝生が一面真白になりました。養生シートを敷いたのかと錯覚するくらいでした。

霜の定義は「物の表面が冷却されることで空気中の水蒸気が昇華(固体化)し結晶が積もったもの」ですが、同じ名前が付いた「霜柱」は地中の水分が凍って出来たものなので、霜と言うより氷ということになります。同じ水ですが気体と液体の差です。冷たい空気の溜まりやすい窪みや谷間は霜が降りやすい場所で作物に害を与えたりします。静岡あたりの茶畑に大きな扇風機の様なものがあるのを見た方もおられるかと思いますが、あれは大気を攪拌し冷気が溜まらないようにするための装置です。

霜と言えば「霜焼け」子供や水仕事の多いお母さん達を困らせたものですが、今は死語に近いでしょうか。もう一つ「霜降り肉」は高級肉の呼称です。寒い夜には温かい鍋物が良いですね。すき焼きあたりで一杯といきますか。

世界金融危機とか経営破綻とかネズミ年らしく何かと騒がしく乱高下激しい一年でしたが来年は希望に満ちた良い一年であることを祈ります。良いお年を。

前回の新横浜公園生き物観察日記(59)はこちらをご覧ください