観察日 : 2017年 3月29日(水)
場 所 : 投てき練習場 そば、減勢池(大池)
生きもの: ネコヤナギ、オオジュリン
記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
先月の生きもの観察日記で紹介したネコヤナギは、銀色の毛で覆われて可愛らしい状態でしたが、今回はまるでびっくり箱を開けたように開花していました。写真のネコヤナギは、花粉を出す葯が出ていたため、雄の木でした。
ネコヤナギ(開花の様子)
大池の上流側のアシ原でちょこちょこ動いている小鳥がいたため、双眼鏡で見てみるとオオジュリンでした。この辺りでは漂鳥で、冬期になると水辺のアシ原などで見られ、夏場は北海道や東北の一部で繁殖をしています。写真のオオジュリンは、のどの辺りの黒い模様が強く目立ってきているので、メスが夏羽に変わってきているところかなと思います。(雄はのどの白線だけ残して、頭部は黒くなります)このときは4~5羽いて、アシに付いているビワコカタカイガラモドキなどの虫を食べているような様子でした。
オオジュリン
冬場たくさんいたカモの仲間は、繁殖のために北の地域へ移動し、少なくなっていきますが、今度は南から繁殖のために夏鳥がやってきます。この日もツバメを数羽見ることができました。暖かくなり新横浜公園の生きものの様子がどんどん変わっていきそうです。