ラグビーコラム第1回~第4回

 新横浜公園メールマガジンにて6月14日(金)~11月8日(金)まで毎週金曜日配信予定の「ラグビーコラム」をまとめて記事にしました。今後も随時まとめていきますので是非ご覧ください。
 
 
【第1回テーマ:「観戦の楽しみ方」】
 
 6月12日(水)でラグビーワールドカップ開催まで残り100日となりました。今週から新横浜公園メールマガジンでは、特別企画として、ラグビーに関する様々なテーマでコラムを掲載していきます。掲載期間は大会終了まで全22回の予定です。ぜひお楽しみください。
 
 第1回目のテーマは「観戦の楽しみ方」について取り上げます。ラグビーは、イギリスで生まれ、紳士的な振る舞いが求められる独自の発展を遂げてきました。観戦方法も独特で、日本では「ノーサイドの精神」として広く知られ、敵味方関係なく試合を楽しむ文化が根付いています。例えば、観客席ではホームとアウェイの仕切りがなく、隣同士で一緒に応援します。また、両チームの選手に良いプレーが出れば、お互いに拍手を送り合います。開催国として観客の規範となるような振る舞いで大会を一緒に盛り上げていきましょう。
 
 ちなみに、日本では試合終了のことを「ノーサイド」と呼んでいますが、世界では一般的に「フルタイム」という言葉が使われています。
 

 次回からはラグビーの基本的なルールを紹介します。
 
 
【第2回テーマ:「ラグビーのルール(1)人数・得点」】
 
 ラグビーは15人対15人で行います。時間は前後半40分ずつプレーし、ハーフタイムは10分です。ラグビーの基本的なルールは、相手陣地のラインまでボールを運ぶことで得点を得るスポーツです。攻撃側はパスをつなぎながら走って前進します。守備側は前進してくる相手をタックルで止め、相手の進行を防ぎます。攻撃側がボールを手で持ち込んで相手陣地まで運ぶことをトライと呼び、5点獲得します。トライ後、ゴールキックを成功させると追加で2点獲得します。また、プレー中や、キックでの再開時にゴールキックを成功させると3点獲得することができます。キックで3点を積み重ねていくのか、パスをつないで5点を獲得するのか、攻防の駆け引きが観戦のポイントです。
 
 
【第3回テーマ:「ラグビーのルール(2)サッカーとの違い」】
 
 複雑なラグビーのルールを理解するにはサッカーとの比較が便利です。今回は明確に異なる3点を紹介します。1点目はパスの出し方です。ラグビーでは、相手ゴールに対して前にいる選手に手でパスを出すことができません。そのため、キックやランで前進し、トライを目指します。2点目は試合時間の違いです。サッカーでは、反則などでプレーが止まる際にも時計は動き続け、ロスタイムとして調整する一方、ラグビーでは、プレーが止まれば時計を止め、終了時間が来た時点で、審判からラストプレーがコールされます。
3点目は、ボールの違いです。円形のサッカーボールに対して、ラグビーボールは楕円の形をしているため、バウンドが不規則になります。ボールの行方は選手や観客にもわからず、一つのプレーが勝敗を大きく左右します。その不確定要素が、観客のハラハラ・ドキドキを生み、見ている人の心をつかみます。勝利を決定づけるバウンドの行方にご注目ください。
 
 
【第4回テーマ:「ラグビーのルール(3)スクラム・反則」】
 
 ラグビーの重要な局面の1つであるスクラム。スクラムとは、フォワード8人が体を組み合って押し合い、ボールの獲得を狙うセットプレーの一つです。押し合う際には、力を逃がしたり、崩したりするプレーに反則が設けられ、純粋なパワーとパワーを競い合う、迫力あるプレーが魅力です。
 
 スクラムに代表されるようにラグビーには様々な反則があり、一目でわかりにくいものも数多くあります。反則には大きく分けて2種類あり、選手のミスに対する反則と相手の邪魔や危険な行為に対する反則に分けられます。例えば、ボールを自分の前に落としてしまうミスを「ノックオン」といい、相手に攻撃権が移ります。また、パスを出した後の選手や首にタックルするなど、怪我に直結するプレーに対しては重いペナルティが課せられ、退場処分や、10分間の一時退場「シンビン」が適用されます。激しく体をぶつけ合うからこそ、お互いの体を守り、公平性を確保するために厳しく制限されるルールはラグビーを複雑にみせます。しかし、限られたルールの中で必死に前進していく選手の姿は人の心を動かします。ぜひ日産スタジアムでその激しさを体感ください。

 

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