新横浜公園生きもの観察日記353

観察日 : 2021年 1月27日(水)

場 所 : 大池付近、草地広場

動 物 : ハシボソガラス

植 物 : オオイヌノフグリ、セイヨウタンポポ、ホトケノザ

記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)

 

 お昼まで雨予報でしたが、雨雲レーダーを見ると降らなそうな様子だったため、予定通り観察に出ることにしました。まずは大池から。カモの種類は、先月の観察と変わらずハシビロガモ、オカヨシガモ、コガモ、ミコアイサ、カルガモでしたが、数がとても少ない。草の奥の方に隠れていたり、周辺の川や池などに移動しているのでしょうか。一方、人がいない草地広場はツグミ天国。20羽ほどが地面にいて、とことこ歩き、止まっては地面を突いて土の中の生きものを食べていました。

 修景池近くを歩いているとき、水路の中からハシボソガラスが何かをくわえて、出てきました。ザリガニかな?と思い、よく見るとウシガエルでした(写真ではわかりにくくすみません)。 そうこうしているうちに大池を越えて飛んでいきました。

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水路からウシガエルをくわえてきたハシボソガラス

 

  園内を歩いていると、土がぼこぼこ盛り上がっているのが目につきます。草が生い茂っているときは、気づきにくいですね。人が掘って山を作ったものでなければ、モグラ塚でしょう。モグラがトンネルを掘り、土が地面の上に持ち上げられたものです。鶴見川流域にも広く分布しているアズマモグラかと思われます。

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水路のそばにたくさんのモグラ塚

  

 少し気温が上がったためか、地面をよくみるとオオイヌノフグリやセイヨウタンポポ、ホトケノザなどの花も咲いていました。春が待ち遠しくなりますね。

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オオイヌノフグリ             セイヨウタンポポ

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ホトケノザ

 

 現在、亀の甲橋下付近にある突堤が2月末まで開放されています。先端付近の岸辺ではカモが休息していることもありますので、そのときはゆっくり、静かに観察しましょう。詳細はこちらをご確認ください。 水際突堤の冬季臨時開放について

 

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水際突堤の入口             先端付近の様子

   

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