「新横浜公園四季折々の生きもの観察会」(協賛:株式会社春秋商事)の3回目の観察会を開催しました。
今回は虫と草花を対象に限られた時間内で採集する「バイオブリッツ」と、落とし穴トラップを仕掛けての「生きものみっけ」に加えて、大池をびっしり覆っている「ヒシの収穫体験」をしました!
講師は特定非営利活動法人鶴見川流域ネットワーキング(以下npoTRネット)さんです。
npoTRネット 阿部さん
出発前に阿部さんより観察時の注意を教えていただきました。下見の際にオオスズメバチが見つかったので、虫取り網でむやみに取らないよう注意がありました。
そして今回の主役でありnpoTRネットの虫先生といえばこの方「横ちゃん」こと横山さんです!!出会う虫を詳しく解説していただきます!
npoTRネット 横ちゃん
チラシと同じポーズをいただきました!(※リンクは2019年度限りです)
みんな注意を頭に入れつつ観察スタートです。
はじめに、落とし穴トラップを仕掛けました。プラスチックカップに魚肉ソーセージと粉末すし酢を入れ、土を掘った穴にカップを埋め込み、落とし穴にします。お酢を入れたので、匂いが強烈でした。。。
穴を掘っています

カップを埋めて完成!
落とし穴は後ほど観察しに来ましょう。どんな生きものがかかっているか楽しみですね。
次に「バイオブリッツ」をするメドウガーデン近くのエリアに移動しました。制限時間30分間で「バイオブリッツ」開始です。みなさん上手に草花も虫もたくさん集めていました。
草花については阿部ちゃん先生から、虫については横ちゃん先生から、名前と特徴を教えてもらいました。生きものの名前はボードに書き出していきます。いったい何種類になったのでしょうか・・・
阿部ちゃん先生
横ちゃん先生
結果は、59種!昨年の63種(25分間)に及びませんでしたが、多くの生きものを見つけることができました。
植物23種・虫36種見つけることができました!
ショウリョウバッタ
ベニスズメ
エンマコオロギ(手前)とアオモンイトトンボ(奥)
休憩を挟んだのち「ヒシの収穫体験」をしました。
大池にびっしり生えているヒシ!
縄をヒシにくくりつけ・・・
地引網さながら、みんなで引っ張ります。ヨイショー!!
たくさん獲れました!!
ヒシは1mほどの長さでした
収穫したヒシの実(ゆでると栗のような味がするそうです!)
続いて、落とし穴トラップのカップを回収しに行きました。何が入っているかな?
「バイオブリッツ」では捕まらなかった「ハサミムシ」や「クモの仲間」などが落とし穴トラップにかかっていました。
落とし穴トラップに入ったオオハサミムシ
今回の観察会で捕まえた生きものたちは、観察終了後、すぐに公園内に戻しています。ご来園のみなさまも公園内の生きものは持ち帰らないようにお願いします。
四季折々の生きもの観察会は年間で全5回行われる予定です。次回、第4回開催は10月5日(土)「花咲く鶴見川 魅力あふれる新横浜公園にしよう!」です。特別講師 慶応義塾大学名誉教授 岸由二氏によるわかりやすい解説付きのイベントです。ぜひご参加ください。
新横浜公園メールマガジンにて6月14日(金)~11月8日(金)まで毎週金曜日配信予定の「ラグビーコラム」をまとめて記事にしました。今後も随時まとめていきますので是非ご覧ください。
【第5回テーマ:「独自の文化(1)ラグビーとビール」】
海外のラグビーファンのビールを飲む量はサッカーファンの約6倍なのだそうです。スタジアム周辺イベントで試合が始まる前から試合後まで飲み続けるから6倍の量も納得です。昨年、当競技場(日産スタジアム)で開催されたブレディスローカップでは冷えたビールが売り切れた後、常温ビールも構わず買い求めていらっしゃいました。大会組織委員会が全国の各開催都市に「品切れ注意」を呼びかけるほど重要な要素になっています。ワールドカップは44日間の期間中、総試合数48、連日開催されることも多いです。ファンのみなさま、休肝日も設けながら楽しく飲んで観戦しましょう!
【第6回テーマ:「独自の文化(2)ルーティン・アイスバス」】
ワールドカップ前回大会で注目を集めた五郎丸選手のルーティンは正確なキックのためのものでしたね。イングランド代表オーウェン ファレル選手のキックボールの軌道をイメージするような目線を動かすルーティンは今大会も期待してしまいます。多くのラグビー選手の練習後や試合後のルーティンに「アイスバス」があります。大きなポリバケツにすっぽり浸かっている様子を見たことがないでしょうか。冬でも氷入りの水風呂に入るとは驚きました。筋肉の炎症をアイシングして疲労回復を図っているのですね。私は水シャワーでとても簡易にしてしまいますが、スポーツをされる方は、ラグビー選手にならって小さなバケツなどででもふくらはぎまでアイシングするとよいと思います。
【第7回テーマ:「独自の文化(3)キャプテンズラン」】
試合前日練習のことを「キャプテンズラン」といいます。キャプテン主導で最終調整をするというラグビーならではの用語ですね。グラウンドでは選手達が決断するスポーツであり、最終決定権はキャプテンにあります。観客席かボックスにいる監督は基本的には試合前やハーフタイムに指示出しをします。試合中の選手交代などはマイクでスタッフに伝え、スタッフがジャッジに伝えています。前回大会の南アフリカ戦の名勝負で有名な話がありましたね。試合終了間際、エディ ジョーンズ監督はペナルティゴールを指示。キャプテンのリーチ マイケルはスクラムを選択。ペナルティゴールでの引き分けではなくトライでの逆転を選択し、見事大金星をつかみましたね。世界中のラグビーファンが称賛した歴史的な試合でした!
【第8回テーマ:「田んぼのかかし(新横浜公園イベント紹介)」】
横浜国際総合競技場(日産スタジアム) を中心施設とする新横浜公園は、スタジアムスタンド下にプール、園地に野球場、球技場、バスケットボール広場、スケボー広場他を有する運動公園ですが、テニスコートの先にはなんと「田んぼ」があります。昨年の夏には、ラグビー日本代表ブレイブ・ブロッサムズ風「ラグビーかかし」が登場しました。今年もスタジアムボランティアさんが主管するかかし作りイベントが開催されます。ボランティアさんと参加者のみなさんで、稲を鳥から守り、ラグビーワールドカップ2019TMを応援するかかしを作ります。大会期間中、ぜひ新横浜公園を散策してみてください。そして、かかしに会いに田んぼにも足を延ばしてみてくださいね。
第9回からは、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)で行われる試合に出場する国をご紹介していきます。
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スケボースクールコーチ陣は、スクール終了後スケボーひろば内が汚れているとき、自主的に清掃活動を行っております。
今回、スケボーひろばを利用される方々に新横浜公園ホームページ「スケボーひろば」で呼び掛け賛同していただいた41名の方々で清掃活動ゴミ拾いを行いました。
スケボースクールコーチの北島さんより、今日のゴミ拾いの趣旨説明をしていただき、ゴミ拾いスタートです。

集めていただいたゴミを分別して終了。お疲れ様でした。
最後は、参加者皆様で集めていただいたゴミの前で記念写真。いい笑顔ですね。
8袋あつめたぞ!
ゴミ拾いイベントにご参加いただいた皆様ありがとうございました。
今後も定期的にゴミ拾いイベントを実施いたしますので、お友達を誘って、是非ご参加ください。
観察日 : 2019年 8月29日(木)
場 所 : 投てき練習場周辺、園内水路
動 物 : アオモンイトトンボ
植 物 : ミソハギ、タコノアシ
記事作成: 横山大将(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
まだまだ日中は暑いですが、夕方の涼しさや虫の鳴き声など、秋を感じる瞬間が増えてきた今日この頃です。
今回は、夕方に観察をしてきました。投てき場の周辺から歩きはじめて数分。草の陰に鮮やかなオレンジ色が見えました。近づいてみると、アオモンイトトンボのメスがヒラヒラと飛んでいました。
アオモンイトトンボ(メス・未成熟個体)
オスは黒地に水色の模様が入りますが、メスの未成熟個体は別種かと思うほど、鮮やかなオレンジ色をしていて、背丈の高い草地で見かけても目を引きます。しかし、メスにはオスと似たような色合いをした個体もいるため、雌雄の見分けにはじっくりと観察をする必要があります。
場所を変えて水路沿いを歩いていると、水路の真ん中に紫色の綺麗な花を咲かせた植物が群生していました。ミソハギです。
ミソハギ
ミソハギは、お盆の頃から花をつけはじめる植物で、地域によっては下痢止めの民間薬としても用いられるそうです。
よく見てみるとミソハギに混じって、白い小さな花をつけた植物も見られました。タコノアシです。
タコノアシ
タコノアシは、小さな花が多数並んでつく様子がタコの足の吸盤のように見えたことからこの名前になったそうです。晩秋になると、全体が紅葉し、より一層タコの足のように見えてきます。
まだまだ暑い日が続きそうですが、秋はすぐそこまでやってきています。体調の変化に注意して、フィールドワークをお楽しみください!

新横浜公園市民活動支援事業の「日産スタジアム運営ボランティア グリーン&グリーン部会」主管による「かかし作り体験」を8月4日に開催し、5組の家族にご参加いただきました。
布を巻いたりして顔や体の肉付けをしたあと、古着を思い思いにコーディネートして着せていきます。靴下も履かせてあげました。


最後にお顔を描いて、かかしさんへのメッセージも書きました。「ちゃんとお米を見はっておいてネ~」



日産スタジアムで記念写真

田んぼに立てられたかかし達
