11月10日(土)に「自然観察会と乗船体験」が開催されました。このイベントは、新横浜公園市民活動支援事業として活動している「鶴見川舟運復活プロジェクト」と、「新横浜町内会」の2団体が主催のコラボイベントです。
鶴見川舟運復活プロジェクトは、元々物資の運輸に和舟が使われていた鶴見川の伝統文化を継承することを目的に活動している団体です。当時の和舟を復元した「舟運丸」「たちばな」に乗って、普段は入れない場所から、普段は見られない景色を見ることができます。
前日までの雨も上がり、当日は朝から雲ひとつないお天気に恵まれました。
子ども達を乗せる前の試運転も気持ち良さそうですね♪
乗船前にはしっかりオールの使い方を教わります。
上手に漕ぐために、みんなきちんとお話を聞けていました。
いよいよ出発!船頭さんの合図で、オールを元気よく動かします。
いってらっしゃーい!
毎年思いますが、こうした和舟に実際に乗って舟を漕ぐ体験ってとても貴重ですよね。
風を浴びて、とても気持ち良さそうですね!
この日は他にも、新横浜公園の自然を感じられるプログラムが盛りだくさんでした。
こちらは公園の畑で取れたお化けカボチャの工作。目や口の部分をくりぬいて、顔にしていきます。
こちらは、毎回大人気の自然観察の様子です。NPO法人鶴見川流域ネットワーキング(npoTRネット)さんのご協力の下、普段はなかなか聞けない花や鳥、虫に関するいろいろなお話を聞くことができました。
そして、今年は、野球場脇の水路に、ショウブの苗植え作業もおこないました。
足元の悪い中での作業となりましたが、みんな丁寧に作業をしてくれました。
参加した皆さんは、和舟に関する感想はもちろん、ショウブの苗植えに関することや自然観察が楽しかったなど、たくさんの感想を話してくれました。来年もまた多くの人に参加してほしいなと思います。
「みんな新横浜公園で待ってるよ!」

10月28日(日)、新横浜公園では『ポール・スミザーさんと庭づくり講座』が開催されました(協賛:奈良造園土木株式会社,協力:有限会社ガーデンルームス)。今年3月の『土づくり編』に続いて、今回の内容は『植栽編』です。未来に残るナチュラルガーデンづくりを体験します。
英国出身のポール・スミザー氏は、ランドスケープデザイナー、ホーティカルチャリスト(園芸家)として活躍されていて、地域の環境や風土を生かし、季節の移り変わりを感じさせる宿根草を中心とした自然な雰囲気の庭づくりに定評があります。
新横浜公園内では昨年3月にポールさんにデザインしていただいた『メドウガーデン』が完成し、季節ごとに楽しめる草花があり訪れた方々が足を止めるようなスポットになっています。
ポール・スミザーさんデザインの『メドウガーデン』
講座スタート!まずは室内にて、今回植える草花についてポールさんよりお話を伺います。
ポールさんのお話はユーモアに溢れ、みなさん終始笑顔が絶えませんでした。
後半はいよいよワークショップです。公園内北側メドウガーデンの横スペース(約50m×3m)にポールさんがデザインして選んだ苗(宿根草が中心)を植えます。
天気も良く、最高の作業日和となりました。日産スタジアムもよく見える場所です。
防草シートにカッターで切り込みを入れて、移植ゴテでスペースを作り苗を植えます。
作業は5つの班に分かれておこないます。入念に作戦会議をおこなう班も。
まずは、ポールさんのデザイン図を元に、苗を仮置きします。
植える前の最終確認をおこなうポールさん
植栽位置についてポールさんのOKが出た後、作業開始!約400もの苗を手分けして植えていきます。
植物好きのみなさん、手馴れています。
作業中の各班にはポールさんから楽しいお声掛けがあり、大変和んだ作業となりました。
作業終了!
最後にポールさんから水やりの説明。一つ一つ丁寧におこないます。
今は小さな苗たちですが、来年の春には花も咲く予定です。楽しみですね。ぜひ温かく見守ってください。
また、今後の維持管理について、ボランティアの方を募集しております。ご興味のある方は是非活動へご参加ください。
(メドウガーデンクラブHP ⇒ 詳しくはコチラ)
ポールさんとの集合写真!おつかれさまでした!

9月29日(日)、今回で通算4回目となる「全国統一かけっこチャレンジ2018」を日産スタジアムで開催しました。
このイベントでは、日本陸上連盟第1種公認の陸上競技場トラックで、公式競技会と同じ写真判定装置を使用して50m・100mのタイムを計り、記録証と自分のゴールシーンの写っている写真判定用紙がもらえます。本格的な環境でスタジアムを走れる特別な1日となるため、毎年多くの方にご参加いただいています。また、後日自分のタイムをHPで入力することによって、全国のかけっこ仲間内でのランキングを知ることができるのも楽しみの一つです。

まずは50m走から開始します。召集場所からスタート地点までの移動、緊張が高まります。
小さなお子さんたちもゴールを目指して一生懸命走りました。
午後からは100m走がおこなわれました。毎年参加される方も多く、自己記録更新を目指してみなさん真剣です。
今回は残念ながら雨の中での開催となりましたが、個人の方からご家族、お友達同士と様々で5歳から76歳まで、約750名の方にエントリーしていただきました。また、市内だけではなく北海道、京都と遠方から参加される方もいらっしゃいました。
イベントの合間には『かけっこ教室』が開催され、現在も現役で日本選手権等にて活躍している音部拓仁選手(種目:十種種目)を講師に招き、『早く走れるコツ』について実践を交えながら教えていただきました。
スタート前に多くのお子さんが参加され、熱心に指導を受けていました。
大型ビジョンでは全レース、スタートからゴールまで映像が流れます。また、ゴール後にはリプレイ映像でご自身の走る姿が確認できます。
ゴール後、大型ビジョンを確認する子どもたち。
トラック脇ではフォトスポットとして「世界記録体験コーナー」が設置され、表彰台に乗って記念撮影される方が多くいらっしゃいました。
表彰台で仲良くパチリ
このイベントでは大会競技役員として横浜市陸上競技協会のみなさまに、また受付や記録証配布等の運営では日産スタジアム運営ボランティアのみなさまにご協力いただきました。
横浜市陸上競技協会のご協力による本格的な競技進行
運営ボランティアのみなさん。雨の中、カッパを着ての活動となりました。
日産スタジアムでは今後も様々なイベントを開催いたします。是非ご参加ください!
全国統一かけっこチャレンジ2018in日産スタジアム
主催:新横浜公園(日産スタジアム)指定管理者代表団体公益財団法人横浜市体育協会,公益財団法人日本陸上競技連盟
後援:スポーツ庁
協賛:株式会社ニシ・スポーツ
全国統一かけっこチャレンジHPはコチラ http://www.kakekko-japan.com/
観察日 : 2018年 10月25日(木)
場 所 : 周囲堤スロープ下、大池
生きもの: アキアカネ、ハシビロガモ、オカヨシガモ、コガモ
植 物 : ソメイヨシノ
記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
9月中旬に大池で見られたカモは、カルガモとコガモの2種でしたが、10月に入り、種類が増えてにぎやかになってきました。今日はどんなカモに会えるか期待して大池に直行する気持ちでしたが、すぐに足が止まってしまいました。
そこにいたのはトンボの大群!遊水地の堤防の下の方から水がしみ出ているわずかな場所で、オスメス連結した30ペアほどトンボが腹部の先を「ちょんちょん」と水につけて産卵していました(打水産卵)。その様子を写真に撮っていると、私の太ももでガサガサっと音が。トンボから当たってきてくれて、網がなくても捕まえることができました。トンボの正体は、アキアカネ。稲刈り後の田んぼのような場所を産卵環境として好み、卵で越冬して春に孵化します。幼虫は水中で暮らし、羽化した成虫は、夏場は涼しい山で過ごして、秋になると山を降りて産卵を行います。産卵は湿っている場所や水たまりなのですが、中には間違えて舗装路に産卵するペアもいてかわいそう。水路で産卵したアキアカネたちは、無事に成虫になってもらいたいですね。
アキアカネ
産卵していた場所
ここに写っているだけでも9ペアが産卵
大池に到着。対岸のアシやガマの根本にはお馴染みのコガモやカルガモが見られ、水面にはハシビロガモが多くいました。下の写真はオスで羽が生えかわってきているため、色合いの特徴が出てきていますが、一番分かりやすいのは、大きくて幅の広い嘴です。間近で「いないいない ばぁ~!」をされたらちょっと怖いですね。
しばらく観察しているとオカヨシガモが2羽、コガモとともにやってきました。オカヨシガモは今シーズン初観察で、おそらく幼鳥かと思われます。
ハシビロガモのオス
いないいない ばぁ~!
オカヨシガモ(中、右)とコガモ(左)
大池のカモを観察しながら投てき練習場の方にまわってくると、サクラが咲いていました!こんなところにサクラがあったとは、咲いていなかったら気づかなかったかもしれません。ニュースでも台風の影響で葉を落としてしまったサクラが開花していることを放送していましたが、このサクラも葉がついていなかったため、葉から出る休眠ホルモンが届かなくなって開花したのでしょう。
今回は大収穫!ペアになって産卵している多数のアキアカネや、越冬しに渡ってきたハシビロガモとオカヨシガモ、季節外れの桜。素敵な出会いの1日でした。
人知れずひっそり咲いていたソメイヨシノ

今年2回目の麻生養護学校元石川分教室インターンシップ実習を10月17日に受け入れました。
実習の受入れ趣旨に賛同していただきました株式会社サカタのタネ様より、花苗(ビオラ)600ポットのご提供をいただき、新横浜公園中央広場10箇所の花壇の植替え及び落ち葉清掃作業を実施しました。
今回も日産スタジアム運営ボランティア(グリーン&クリーン部会)の6名の方々にも実習のお手伝いをいただきました。
最初に、生徒さんから朝のご挨拶をいただき実習をスタート。

日産スタジアム運営ボランティアさんによる花植え指導のもと生徒さんにビオラの植え付けをしていただきました。


ビオラにたっぷりのお水をあげました。

花壇2箇所に協力看板を設置して公園利用者の皆さまに活動の周知をしています。


中央広場の落ち葉清掃をしていただき、60ℓゴミ袋10個分の落ち葉を集めていただきました。 
生徒さんが丁寧に植え付けてくださったビオラは中央広場でご覧いただけます。
また、新横浜公園には、他にもいろんな種類の花や樹木が植えられています。是非そちらも一緒にご覧になってください。
麻生養護学校元石川分教室の皆さん、ありがとうございました。
