こどもの日の恒例イベントとなった「JA全農チビリンピック2017」が、今年も日産スタジアムで開催されました。
「トラック種目(50m・100m走、400mリレー、ミニマラソン、親子マラソン)」「8人制サッカー」の各競技と、「さわやかスポーツ体験コーナー」「イベントスペース」など、どなたでも気軽に立ち寄れるイベントがたくさんの「お楽しみ広場」へ、多くの方々のご来場がありました。
開会式では主催者挨拶の後、聖火台への点火セレモニーがおこなわれました。


ゲストのアニマル浜口さんから、競技参加者の皆さんへ元気いっぱいのエール!

最初の種目は親子マラソン。親子で手をつなぎ、元気よくスタートしていきました。ゴールではゲストの高橋尚子さんがハイタッチでお出迎え!


50m、100m走ではこども達の真剣な眼差しが印象的で、好タイムも続々と生まれました。


3日から日産フィールド小机で開催されていた「8人制サッカー大会」。各地区大会を勝ち抜いた全10チームが、優勝を目指し、熱戦を繰り広げました。

惜しくも決勝進出とはならなかったチームによるフレンドリーマッチには、なんと横浜F・マリノスの 選手がサプライズ登場!ゲームに加わり、こども達とのプレーを楽しんでいました。
サイン入りミニボールの観客席への投げ入れもおこないました。ご協力いただいた選手の皆さん、ありがとうございました!


日産スタジアムに会場を移しておこなわれた決勝戦。ゲストの北澤豪さんによる特別解説もおこなわれました。江南南サッカー少年団(埼玉)の皆さん、優勝おめでとうございます!

お楽しみ広場では、JA全農さんによる地産地消をテーマにした飲食品の販売スペースや、さわやかスポーツ体験コーナー、イベントブースが開催され、こちらも大勢の人で賑わっていました。


今年も大勢のゲストの皆さんにご参加いただき、各競技を通じて、スポーツの面白さや体を動かすことの楽しさをお伝えすることができたのではないかと思います。
チビリンピックに参加した子ども達の中から、将来のオリンピアンが誕生することを期待しています。
来年は第40回となる記念の大会となります。来年も多くの方にご来場いただけますよう、スタッフ一同お待ちしております。
観察日 : 2017年 4月10日(月)
場 所 : 園内水路、減勢地(大池)の岸辺
生きもの: ヒメスミレ、キランソウ、ノミノツヅリ、ヘビイチゴ
記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
公園内のサクラも見事に咲きほこり、ようやく春本番。足もとにもたくさんの春の花が咲いています。今回はその中から4種紹介します。
① ヒメスミレ(スミレ科)
スミレの仲間は、日本におよそ50種あります。有名なパンジーもスミレの仲間をかけ合わせて作った品種です。公園の水路沿いをよーく気をつけて歩くと、ヒメスミレを見つけることができます。スミレに似ていますが、距(花弁の奥の筒状になっている部分)の色がスミレは紫ですが、ヒメスミレは白っぽく赤い斑点があること、葉の違いなどで見分けることができます。
ヒメスミレ
② キランソウ(シソ科)
水路沿いを歩くとヒメスミレと同じような場所で、キランソウが見つかります。別名は、「ジゴクノカマノフタ」と一度聞いたら忘れられないような名前がついており、地面に張りつくように広げている葉を見立てたと言われています。また、薬草で咳や解熱、下痢、傷など様々な病気に効き、地獄へ行く釜にふたをするほどの効き目があることからきているようです。
キランソウ
③ ノミノツヅリ(ナデシコ科)
ハコベと同じナデシコの仲間です。漢字では、「蚤の綴り」と書き、葉っぱをノミが着る粗末な衣に見立てています。粗末な衣とはいえ、ノミが着るものに例えるとは発想がすごいなと思います。花を重ねて咲かせる様子を十二単に見立ててつけられたシソ科のジュウニヒトエも素敵な名前ですね。逆もあり、ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)やヘクソカズラ(屁糞蔓)、ハキダメギク(掃溜菊)などひどい名前がついているものもあります。

ノミノツヅリ
④ ヘビイチゴ(バラ科)
やや湿ったところに生えます。毎年この時期になると黄色い絨毯のようにヘビイチゴの花が咲きとてもきれいです。赤い果実は、名前の雰囲気から毒がありそうですが、無毒で食べることはできるようですがおいしいものではないようです。
ヘビイチゴ

みなさまから寄贈いただいた「こいのぼり」が今年も元気に泳ぎ始めました。
このイベントも今年で10回目を迎え、日産スタジアム・新横浜公園の恒例行事として
訪れた方々にお楽しみいただいております。
今年は、20件・64匹のこいのぼりを寄贈いただきました。
昨年までに集まったこいのぼりと合わせて約200匹のこいのぼりが日産スタジアム・新横浜公園で泳いでいます。
こいのぼりも様々な種類があり、1匹ずつ表情も違います。
4月20日(木)には、近隣の保育園のみなさんが作った「こいのぼり」の掲揚を行いました。掲揚式には横浜F・マリノスの「マリノスケ」とトリコロールマーメイズのみなさん、新横浜町内会キャラクター「かもねくん」も参加しました。
約100人の保育園のみなさんが1人ずつポールのハンドルを回して「こいのぼり」を揚げていきます。マリノスケやかもねくんたちもお手伝いしました。
大きな声で「こいのぼり」の歌を歌った後は、トリコロールマーメイズのみなさんと楽しくダンス!
保育園の皆さんが作った「こいのぼり」は、横浜市スポーツ医科学センターのホールに飾っています。
こいのぼりは5月7日までお楽しみいただけます。新横浜公園では新緑の木々が気持ちよく、花もたくさん咲いています。
ぜひ、この機会に日産スタジアム・新横浜公園へお越しください。
スタッフ一同お待ちしております。
観察日 : 2017年 4月12日(水)
場 所 : スタジアムから公園に降る階段付近(新横浜公園交差点下)
生きもの: ニホンヤモリ、ニホンカナヘビ
記事作成: 横山大将(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
新年度となり、初の記事になります。ここのところ雨の日が多く、今日も晴れたと思ったら風が強かったため、昆虫観察には適さない状況となってしまいました。なので、他の生きものを探してみることにしました。昔からそうなのですが、私は生きものを探すときは真っ先に、樹木名板の裏や、倒木の下、大きめの石の下を探してしまいます(職業病というより、もはや習性です)。今回は、公園内の樹木名板の裏を徹底的に探してみることにしました。
じっくり見て回ること50分。収穫はほとんど無く、あってもイラガの繭でした。とうとう期待の持てるポイントとしては、最後に夏場のイベント実施ポイントに到着しました。このポイントには、樹木名板が2枚。私から見て奥の方にある樹木名板をめくってみると、、、ハズレ。何もいませんでした。これは、後日リベンジか?と思いつつ、最後の1枚をめくってみました。
お?ヤモリだ!ヤモリがいました!家の壁やガラス窓にくっついているあのヤモリです。今回見つけたのは、ニホンヤモリです。といっても、関東にいるヤモリはこの種類ぐらいでしょう。ところで、なぜヤモリが壁や、窓ガラスといった垂直面を登ることができるかご存知ですか?秘密は、足の裏の大きな鱗です。これは、指下板と呼ばれるもので、表面には鈎状になった細かい毛が沢山生えています。これを垂直面に引っ掛けることで、落ちずに登ることができるのです。ちなみに、ヤモリは昔から、人間にとって害虫となるガやカ、クモを食べることから家を守る生きものとされており、漢字では「家守」や「守宮」等と書かれ、大切にされてきた生きものなのです。もし家の近くで見かけても、それは、餌となるカやガを探しているので、そっとしておいてあげましょう。それから雑談ですが、よく間違えられる「イモリ(井守)」はサンショウウオやウーパールーパー等に近い両生類で、全く別の生きものです。生きもの好きの人と話をするときに間違えると大変恥ずかしいので、気をつけましょう。

ニホンヤモリ
さて、ヤモリをいた場所に戻して、帰ろうと思ったその時、足元で何か動きました。今度はカナヘビでした。こちらは、ニホンカナヘビ。神奈川県をはじめ、関東で広く見られるトカゲの仲間です。ただトカゲ(ニホントカゲ)と違い、全体的に鱗がガサガサしたような印象で、尾が長いのが特徴で、主に小型の昆虫類やクモを食べます。
ニホンカナヘビ

観察日 : 2017年 3月29日(水)
場 所 : 投てき練習場 そば、減勢池(大池)
生きもの: ネコヤナギ、オオジュリン
記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)
先月の生きもの観察日記で紹介したネコヤナギは、銀色の毛で覆われて可愛らしい状態でしたが、今回はまるでびっくり箱を開けたように開花していました。写真のネコヤナギは、花粉を出す葯が出ていたため、雄の木でした。
ネコヤナギ(開花の様子)
大池の上流側のアシ原でちょこちょこ動いている小鳥がいたため、双眼鏡で見てみるとオオジュリンでした。この辺りでは漂鳥で、冬期になると水辺のアシ原などで見られ、夏場は北海道や東北の一部で繁殖をしています。写真のオオジュリンは、のどの辺りの黒い模様が強く目立ってきているので、メスが夏羽に変わってきているところかなと思います。(雄はのどの白線だけ残して、頭部は黒くなります)このときは4~5羽いて、アシに付いているビワコカタカイガラモドキなどの虫を食べているような様子でした。
オオジュリン
冬場たくさんいたカモの仲間は、繁殖のために北の地域へ移動し、少なくなっていきますが、今度は南から繁殖のために夏鳥がやってきます。この日もツバメを数羽見ることができました。暖かくなり新横浜公園の生きものの様子がどんどん変わっていきそうです。
