芝生観察日記の第六十一話です。
平成25年10月9日(水)
10月7日、初めての刈込みを行いました。播種から丁度一週間目での刈込みとなりました。前回3日前には10~20㎜程度だった冬芝も刈込む時点で40㎜程度に成長していました。
刈込みの長さは20㎜に設定しました。例年通りの設定で、しっかり研がれた芝刈り機によって綺麗な刈上がりです。ちなみに赤ちゃん芝のうちは普段の乗用式ではなく、少しの間は人が押す自走式モアを使用して刈込みを行います。何と言っても初めが肝心です。

やはり冬芝の新緑は美しいですね。夏芝では出ない鮮やかさでいつ見ても魅了されます。
ここでまた、ちなみにですが初めての芝刈りを行っているスタッフも芝刈り初体験の新人くんです。芝生と共に我々の後継者もしっかり育成中です。

そして今日、播種から9日目で2枚目の葉っぱが出てきました。
もう少しの間、養生して19日のJリーグには間に合わせるように育成していきます。
芝生観察日記の第六十話です。
平成25年10月5日(土)
10月4日、冬芝の赤ちゃんが誕生しました。播種から4日目の誕生です。夏芝の隙間から淡い幼少芽が出ています。例年よりも1週間程度遅い種播きでしたが、気温が低下したのと天気が崩れて雨が降ったことで、種が乾燥することなく順調に発芽を確認できて一安心です。

そして、今日は更に多くの新芽が夏芝の隙間からつんつんと顔を出し始めました。まだ芝生とは言えない赤ちゃんです。19日のJリーグには芝らしくなっているように初期管理をしっかりして一人前の芝生に育てていきます。
また、育成状況を報告します。

ここ数日は朝晩は涼しく、過ごしやすい季節になってきました。
このスポーツに最適な時期でもある9月29日(日)に、「第9回 アンカー 日産スタジアム・サイクルパークフェスティバル」が新横浜公園の日産スタジアム及び園路で開催しました。
同大会は、2002 FIFAワールドカップ™のファイナルスタジアムである日産スタジアムのトラックと、公園園路を1年に1度だけ自転車で走ることのできる貴重なイベントです。
そして、この大会は私たち公園職員が設営や運営に一から関わり、スタジアムボランティアの皆さんのご協力を頂きながら行う、真剣勝負のレースながら手作り感溢れる大会です。
大会当日の様子はコチラから
大会当日に向けて大変だったのが、コース設営です。
会場となった新横浜公園は、日本最大の日産スタジアム11個分の広さに相当するのです。
今大会は、スタジアムをはじめ新横浜公園内を使用した1周3.2kmの特設コースで行われました。

参加者が安全に走行できるよう、コース上にコーンを並べたり、看板・標識を取り付けます。

当日、コースの各ポイントに「マーシャル」と呼ばれるコース係員が配置され、安心・安全なレース運営を行ってもらいました。
スタジアムボランティアの皆さん、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

また、会場には様々なキッチンカーが並び、色んな料理を楽しむことができました。

他にも、白バイに乗れるブースがあり、警察官や振り込まセンジャーも応援に駆けつけてくれました。
この大会は、一般のライダーはもちろん、初心者やキッズ、レースに出ない人も楽しめる大会となっています。



来年は第10回の記念大会です。どんな大会になるかはお楽しみ。
スタッフ一同、最高の大会を準備して来年の参加をお待ちしております。

★写真:ツルシギ
撮影日:平成25年10月2日
場 所:新横浜公園園路
最近は過ごしやすい涼しい気候になって、すっかり秋になりました。公園の生き物も、あっという間に冬鳥が訪れる季節になるでしょう。その前に、夏にも冬にもあまり見られない鳥がやってきました。
写真の鳥はツルシギという鳥です。赤く長い足がツルに似ている鴫(シギ)という所から名づけられています。ツルシギは旅鳥と呼ばれる春と秋に見られる鳥の一種です。夏の間は寒い地域で繁殖し、冬になると熱帯の地域で冬を越します。その旅の途中に新横浜公園に来てくれました。
新横浜公園では年間を通して鳥を見ることができますが、季節によっては見られない鳥がたくさんいます。是非、野鳥観察に来てください。