122()、「新横浜公園四季折々のいきもの観察会」(協賛:株式会社春秋商事)の5回目の観察会が行われました。

 

 今回は、新横浜公園に生息する野鳥と冬越しの虫を観察します。講師は特定非営利活動法人鶴見川流域ネットワーキング(npoTRネット)さんです。

 

 はじめに、npoTRネットの阿部さんから新横浜公園でみられるカモなどの冬鳥やクリスマスリースの材料集めについてお話がありました。昨年は「カワセミ」や「チョウゲンボウ」など様々な鳥を見ることができました。今回はどんな野鳥を観察できるか参加者の皆さんは期待を膨らませていました。

2018いきもの観察会⑤_1.jpgnpoTRネット阿部さん

 

 どんな生きものに出会えるのか期待を持ちつつ、公園内での観察会のスタートです。

2018いきもの観察会⑤_2.jpg観察会スタート!

 

 早速、アオスジアゲハの卵と幼虫を発見しました。新横浜公園生きもの観察日記299でもご紹介しましたが、まだ(さなぎ)になっていないため、冬を越すことができるのか心配ですね。

2018いきもの観察会⑤_3.jpgアオスジアゲハの幼虫と卵

 

 減勢池(大池)沿いを歩いて野鳥を探しました。新横浜公園の北側に位置する減勢池は、約7.7ha(日産スタジアム芝生ピッチ10面分)の面積があります。水の中に生息する魚や植物が餌となり、その広い水面の周りには、鳥たちが身を隠す草もあるため、冬が近づくと多くの野鳥がやってきます。

2018いきもの観察会⑤_4.jpgどんな鳥がいるかな?

2018いきもの観察会⑤_5.jpgアオサギ(11月27日撮影)

 

 発見したのは日本で見られるサギの仲間では最大級の大きさの「アオサギ」です。国内で繁殖します。こちらが観察しているのをものともせず、あたりをうかがっていました。

 

 青みがかった灰色の羽毛で被われているからアオサギと呼ばれているのですが、青に見えますでしょうか? やっぱり灰色かな?

 

 続いて減勢池のほとりで休憩している「カワセミ」もみることができました。長い時間休憩してくれていたので、じっくり観察することができました。さすが「飛ぶ宝石」と言われているように、鮮やかな色を見せてくれました。参加者からは「すごいきれい!!」との声があがっていました。

2018いきもの観察会⑤_6.jpg胸のオレンジが鮮やかなカワセミ

 

 池沿いに歩いて観察していると、オオバンやオカヨシガモ、ハシビロガモ、カルガモやカワウなどに出会えました。

2018いきもの観察会⑤_7.jpgすいすい泳いでいたオオバン(陸上で群れで草を食べている様子も観察できました)(11月27日撮影)

2018いきもの観察会⑤_8.jpgオカヨシガモのオス(写真下)とメス(写真上)(11月27日撮影)

2018いきもの観察会⑤_9.jpgカルガモ(11月27日撮影)

2018いきもの観察会⑤_10.jpgカワウ(11月27日撮影)

 

 途中、「モズのはやにえ」を観察することができました。モズは捕えた獲物をその場で食べずに、木の棘などに突きさしておく習性があります。縄張りの誇示のためなどと言われていますが、何のために行なっているかはっきりわかっておりません。

2018いきもの観察会⑤_11.jpgモズのはやにえ(写真はコバネイナゴ)

 

 見つけたはやにえは、コバネイナゴやエンマコオロギ、ケラ、ウシガエル。こんなにいろんな種類が見つかるとは思いませんでした。

 

 冬越しの虫はどうでしょうか。

 

 あらかじめ仕掛けておいた「こも(菰)」を外しました。

2018いきもの観察会⑤_12.jpgあらかじめ仕掛けていた「こも」

2018いきもの観察会⑤_13.jpgこもを外してみると・・・

2018いきもの観察会⑤_14.jpgクモの巣がいっぱい!

2018いきもの観察会⑤_15.jpgクモ(カバキコバチグモ)がいました!!

 

 クモやハムシの仲間、ヨツボシテントウなどを観察することができました。

 

 クモの巣が多くあり、参加者からは「納豆みたい!」との声があがっていました。

 

 「こも」は木の防寒のために巻いていると思われておりますが、(筆者はそう思っておりました。。。)そうではなく、日本庭園などの松に巻いて害虫を集めて燃やし、駆除をするためだそうです。

 

 続いて室内へ移動し、観察できた鳥の確認をしました。

 

 今回は、カルガモ・オカヨシガモなどのカモの仲間や、アオサギ、カワウなど13種の野鳥を観察することができました。多くの鳥を確認するとともに、その生態について学習することができました。

2018いきもの観察会⑤_16.jpg13種観察できました

 

 最後にお待ちかねのクリスマスリース作りです。

 

 園内で採集した「松ぼっくり」や「モミジバフウ」「ナンキンハゼ」などの実をクリスマスリース作りとして利用しました。

2018いきもの観察会⑤_17.jpgとげとげが特徴的なモミジバフウ

2018いきもの観察会⑤_18.jpg白い実をつけるナンキンハゼ

 

 保護者の方々にもご協力いただき、みんな真剣にクリスマスリース作りに取り組んでいました。

2018いきもの観察会⑤_19.jpg2018いきもの観察会⑤_20.jpg完成です!!

 

 なお、今回観察会のために特別に採集しましたが、普段は禁止となっております。また「こも」の設置を行いましたが、無断での設置は禁止となっております。公園内で捕まえた昆虫は放してあげるなどの配慮をお願いいたします。

 

 この観察会をもちまして、今年度の四季折々のいきもの観察会は終了となりました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。このイベントは、日頃から新横浜公園・日産スタジアムにご協力いただいている株式会社春秋商事様にご協賛いただきました。誠にありがとうございました。

 

 来年度の予定については、決定し次第ホームページやメールマガジンでご案内いたします。来年度もよろしくお願いいたします。

観察日 : 2018年 11月27日(火)

場 所 : 園内水路付近、排水機場の池

生きもの: アオスジアゲハ、ゴイサギ、カワセミ、コサギ

植 物 : アリアケスミレ

記事作成: 阿部裕治(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)

 

 新横浜公園生きもの観察日記は、2007年7月2日にスタートし、今回で300回を迎えました!これからも四季の生きものの様子を楽しく分かりやすくご紹介していきたいと思います。さぁ、記念すべき300回目はどんな生きものと出会うことができたでしょうか?

 

 数日寒い日が続いていましたが、朝の天気予報では小春日和になるとのこと。何かおもしろい発見ができればいいなと期待して公園に入りました。大池にいるカモはこれまでも紹介したハシビロガモやオカヨシガモが多く、水面をゆったりと漂っていました。毎年多く見られるオオバンは30羽程度で少なめ。飛来が遅れていてこれから多くなってくるのかちょっと気になります。大池の水鳥を観察しながら、ふと、前回横山くんが発見したアオスジアゲハの卵はどうなっているだろうと気になり、見に行ってみることにしました。

 

 卵が付いていそうなクスノキの若い葉を見てまわり、卵を発見!そこには孵化したばかりと思われる小さな幼虫が5匹いました。小春日和で出てきてしまったのかもしれません。アオスジアゲハの越冬形態は、(さなぎ)のようなのでこの後の寒さが心配です。

DSCN3695.jpgDSCN3695 (2).jpgアオスジアゲハの幼虫

 こちらも思わぬ陽気で花を咲かせてしまったのか、春の植物スミレ。見つけたのはアリアケスミレです。花色が白から紫まで変化が多いことから"有明の空"に例えて名付けられたようです。初冬にスミレ、思わぬ出会いです。

DSCN3715.jpgアリアケスミレ

 園内をほぼまわり、今回のブログの内容を考えながら、見ていない水路を見て帰ろうと歩いていると、約8m先にゴイサギの幼鳥が!飛びたたれないようにと、少し後ずさりました。写真を数枚撮ったところで飛んでいったため、無事ブログに載せることができました。ゴイサギは年中見られる留鳥で、魚、エビ、カエルなどの水生生物を食べます。幼鳥は褐色に白い斑が点在しているのが特徴です。

DSCN3739.jpgゴイサギの幼鳥

 水路沿いを歩いていると、排水機場の池の方から「ピィー ピィー ピィー」というカワセミの鳴き声。池のそばにある柵の上にいました。観察していると捕食行動のスイッチが入ったのかクッと水面を睨みつけ、池へダイブ!見事魚を捕らえました!写真では分からないですが、捕まえた魚はモツゴでした。

DSCN3748.jpgカワセミ  狙いをさだめて

DSCN3751.jpg見事、モツゴを捕獲!

 カワセミを観察していると、池の真ん中あたりからバサッと音が聞こえ、見るとコサギでした。岩の上でカルガモが休んでいるためか、着地したのは枯れていそうな草の茎。折れないか心配で見ていると、案の定バランスを崩してしまい、足をブルブルさせながらもバランスをとり、枯れ草もねばる!お互い耐えきって折れずに元に戻りました。コサギもここは安心できないとわかったようですぐに飛び立っていきました。

 

 気温はぐんぐん上がり、お昼近くなると半袖でよいくらいの暖かさになりました。終盤は、ゴイサギ、カワセミ、コサギと怒涛の観察になるとは思いませんでした。どんな出会いが待ちうけているか分からないものですね。

DSCN3764.jpgコサギ  枯れ草に着地

DSCN3767.jpgおっとっと~! コサギと枯れ草お互い耐える。

DSCN3768.jpgなんとか持ちこたえ、すぐに飛び立ちました。

 

アリアケスミレほか場所.jpg

 11月18日(日)に、日産スタジアム"選手と体験ツアー"を開催しました。今回は、今年度最後のツアーということで、「飯倉 大樹選手」・「伊藤 翔選手」「畠中 槙之輔選手」の3選手を迎えてのスペシャルバージョンでのツアーです!

 

 今回も参加者のみなさまをデジタルサイネージがお出迎えしました。

1118選手体験①.jpg

 参加者の皆様はVIP席に座り、グリーンキーパーによる 「ラグビーの試合後の芝生の状況」や「台風による塩害について」などの芝生の話に耳を傾けていました。

1118選手体験②.jpg

 その後、記者会見場に移動しました。

 ここで、3選手が登場し、参加者ひとりひとりとハイタッチをしました。

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 記者会見場では「今シーズンで1番印象に残っているゲームについて」や「小さいときに行っていた練習方法について」など様々な質問が出ました。

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 ここで選手からのサプライズです!選手とじゃんけんをして勝ち抜いた方に選手サイン入りのグッズをプレゼントしました。

1118選手体験⑤.jpg

 今回のじゃんけん大会では、伊藤選手のサイン入りスパイクを、2人の方で片方ずつもらうという初めてのパターンがありました!

1118選手体験⑥.jpg

 続いてアンセムとともに、選手になりきってピッチ入場し、選手を中心に参加者全員で集合写真を撮りました。

1118選手体験⑦.jpg

 次にみなさんお待ちかねの選手プレー体験です。選手による実際のプレーやボール回しを行いました。

1118選手体験⑧.jpg

飯倉選手の低弾道パントキック

 最後に3選手でクロスバー当て大会を行いました。 

1118選手体験⑨.jpg

誰が勝ったのか!?


 日産スタジアムでは、今後も選手と共にスタジアムを体験できる企画等を計画しています。 実施の際は、HP・メールマガジン等でお知らせしますので、ぜひご参加ください。



観察日 : 2018年 11月12日(月)

場 所 : 越流堤水位計付近、大池、園内水路周辺

生きもの: ノスリ、ハクセキレイ、オカヨシガモ、ハシビロガモ、アオスジアゲハ(卵)

記事作成: 横山大将(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)

 

 日に日に気温が下がり、冬がもうすぐそこまで来ていると実感する今日この頃、皆さんは体調を崩されてはいないでしょうか?私は、風邪をひいて、喉をやられてしまいました。久々に声が出ないレベルまできてしまいました。イベントでの解説もあるので、早く治さねば・・・。

 

 さて、今回は気温が上がらず、昆虫たちが出てきていなかったので、鳥類を中心に観察してみました。まずは大池の周りを歩いてみようと思い、フェンス沿いをゆっくりと見て回っていると、数人の観察者の方々が大砲のような大きなレンズを付けたカメラで何か遠くの写真を撮っていました。そこで私も邪魔にならない場所から同じ地点を見てみました。すると、越流堤にある水位計の上に猛禽類の仲間がとまっていました!

DSCF3757.jpgノスリ

 

 「トビかな?」と思いましたが、後で調べてみると「ノスリ」でした。ノスリは翼を広げると約140cmにもなるタカの仲間です。肉食で昆虫類から爬虫類、小型の哺乳類まで様々なものを食べます。タカの仲間ではありますが、鷹狩(タカを訓練して行う狩猟)には向いておらず、そのため奈良時代には「クソトビ」と呼ばれていたんだとか。何ともひどい呼び名ですね・・・。ともかく、人生初ノスリ撮影成功です!ちょこっとだけ奮発して、良いカメラを買った甲斐がありました。

 

 ノスリの後は、大池に飛来しているカモ類を観察です。とはいっても、他の号で紹介しているカモばかりで、特別変わったものはいませんでした。ですが、いつ見ても鳥の羽はキレイなもので、ついつい見入ってしまいました。

DSCF3749.jpgハシビロガモ

DSCF3776.jpgオカヨシガモ

 

 カモも見られたし、他に何か小ネタ的なものがないかと思い、大池を後に草地を歩いてみました。すると、クスノキの根元近くから出ている赤い新芽に、黄色いツブツブがいくつかあるのが目に留まりました。アオスジアゲハの卵です。

DSCF3765.jpgアオスジアゲハの卵(小写真は別日に確認した成虫)

 

 最後の最後で、昆虫(の卵)を見ることができました。しかし、11月も半ばですが、アオスジアゲハの越冬形態は(さなぎ)なので、そろそろ終齢幼虫あるいは蛹そのものが見つかってもよい頃と思うのですが、この時点でまだ孵化してすらいないのは何故なのか?今年の夏の異常な暑さが関係しているのかもしれません(が、本当の原因はわかりません)。

 

 間もなく冬本番です。体調には充分に気を付けてフィールドワークをお楽しみ下さい!

2018ノスリほか場所.jpg

 11月10日(土)に「自然観察会と乗船体験」が開催されました。このイベントは、新横浜公園市民活動支援事業として活動している「鶴見川舟運復活プロジェクト」と、「新横浜町内会」の2団体が主催のコラボイベントです。

 鶴見川舟運復活プロジェクトは、元々物資の運輸に和舟が使われていた鶴見川の伝統文化を継承することを目的に活動している団体です。当時の和舟を復元した「舟運丸」「たちばな」に乗って、普段は入れない場所から、普段は見られない景色を見ることができます。

 前日までの雨も上がり、当日は朝から雲ひとつないお天気に恵まれました。

 子ども達を乗せる前の試運転も気持ち良さそうですね♪

1)試運転.jpg 

 乗船前にはしっかりオールの使い方を教わります。

 上手に漕ぐために、みんなきちんとお話を聞けていました。

 2)オール使い方.jpg 

 いよいよ出発!船頭さんの合図で、オールを元気よく動かします。

 いってらっしゃーい!

 3)乗船体験1.jpg 

 毎年思いますが、こうした和舟に実際に乗って舟を漕ぐ体験ってとても貴重ですよね。

 風を浴びて、とても気持ち良さそうですね!

 4)乗船体験2.jpg 

 この日は他にも、新横浜公園の自然を感じられるプログラムが盛りだくさんでした。

 こちらは公園の畑で取れたお化けカボチャの工作。目や口の部分をくりぬいて、顔にしていきます。

 5)お化けカボチャ.jpg 

 こちらは、毎回大人気の自然観察の様子です。NPO法人鶴見川流域ネットワーキング(npoTRネット)さんのご協力の下、普段はなかなか聞けない花や鳥、虫に関するいろいろなお話を聞くことができました。

 6)自然観察.jpg 

 そして、今年は、野球場脇の水路に、ショウブの苗植え作業もおこないました。

 足元の悪い中での作業となりましたが、みんな丁寧に作業をしてくれました。

 7)ショウブ植え替え.jpg 

 参加した皆さんは、和舟に関する感想はもちろん、ショウブの苗植えに関することや自然観察が楽しかったなど、たくさんの感想を話してくれました。来年もまた多くの人に参加してほしいなと思います。

 「みんな新横浜公園で待ってるよ!」

8)カボチャ.jpg

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