小机競技場ローズガーデン

 各市町村で、象徴となる花を指定しているのをご存じでしょうか?

横浜市の花は「バラ」です。西洋バラは開港間もなく横浜から日本へ上陸したといわれ、バラは横浜を象徴する花になっています。横浜にはバラが見られる公園が多くありますが、新横浜公園にもローズガーデンが2つあります。

1つは新横浜公園中央広場にあるローズガーデン、そしてもう1つは今回新設された小机競技場ローズガーデンです。

小机ローズガーデン写真 。(1).jpg小机ローズガーデン写真 。(2).jpg

 小机競技場ローズガーデンのバラは、横浜市の山下公園、港の見える丘公園から50株のバラをいただいたことをきっかけに新設されました。バラは昨年のうちに移植が完了し、先日、バラ周りの植栽を行いました。今回新たに植えたのは、チェリーセージ、カラミンサ、アメジストセージ等のハーブの仲間や、一年草のキンギョソウ、ニチニチソウ、そして長い期間花を楽しめるアガパンサス、ガウラなどの宿根草19種類、約850株の植物を植えました。バラ同様、植込みしたばかりで、まだ見栄えがありませんが、これから成長しいくのが楽しみになります。

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チェリーセージ  

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キンギョソウ

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ガウラ(桃花)  

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バラのつぼみ

 バラの紹介は、花が咲いた時にしたいと思います。

新横浜公園は、花と緑による魅力ある街づくりの施策、『ガーデンシティー横浜』を推進します。

小机ローズガーデン写真 :(7).jpg

 

観察日 : 2019年 4月16日(火)

場 所 : 大池周辺、園内水路周辺

生きもの: ナナホシテントウ(幼虫)、アオサギ、カルガモ、ツグミ、スズメ

記事作成: 横山大将(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)

 

 ここ数日、暖かい日が続いていますが、まだまだ朝晩は気温が下がり、なかなか体調が安定しません・・・。ですが、生きものたちは朝晩の寒さにも負けず、元気な姿を見せてくれています。

 

 今回はいつもと時間を変えて、夕方に観察を行ってみました。やはり夕方は肌寒く、昼に多く見かけるチョウ類は見られません。ですが、足元を見てみると、ある昆虫がせっせとエサを食べていました。

DSCF4075_ナナホシテントウ.jpgアブラムシを食べるナナホシテントウ(幼虫)

 

 モゾモゾと動いていたのは皆さんご存知のナナホシテントウの幼虫でした。食べているのはアブラムシです。幼虫も成虫も見た目が愛らしく、アブラムシをエサとするところから、一般の方からも農家さんからも益虫として人気の高い(?)昆虫です。しばらく観察を続けていると、こちらに気がついたのか、ゆっくりと葉っぱの裏に隠れてしまいました。

 

 その後、大池の周りを歩いていると、エサを探す鳥たちが多く見られました。

DSCF4066_アオサギ.jpgエサを探すアオサギ
 

DSCF4078_カルガモ.jpg仲良くエサを食べるカルガモ

 

 ブログに登場する頻度の高い普通種の鳥たちですが、見れば見るほど渋い色合いが良いですね。ちなみに、アオサギはこの後ブルーギルのような魚を捕まえていました。(写真は撮れませんでした・・・。)

 

 日も沈み、だんだん暗くなってきました。水路沿いを見てから駅に向かおうと思い、少しだけ観察を続行することにしました。すると、仲間たちとどんな会話をしているのかはわかりませんが、小鳥たちのさえずりが聞こえました。

DSCF4093_ツグミ.jpgさえずるツグミ

 

DSCF4090_スズメ.jpg仲間たちと群れていたスズメ

 

 ツグミは、もう1羽が近くにやってくるとなぜか追っかけ回していました。そしてそのまま遠くへ飛んでいってしまいました。何がしたかったのかは謎のままです。スズメは、皆で何かを相談しているようでしたが、こちらに気がつくと一斉に逃げてしまいました。

 

 春になり、生きものたちの活動も活発になってきました。花粉症対策を万全にして、新横浜公園でのフィールドワークをお楽しみください!

DSCF4086_夕日.jpgきれいな夕日だったのでついでに一枚

ナナホシテントウほか場所.jpg

芝生観察日記 第87話

芝生観察日記の第八十七話です。

平成31年4月22日(月)

<~ Road to 2019&2020 ~>

 

 連日20℃を超える暖かな陽気が続いており、寒地型のペレニアルライグラスにとっては最適な生育環境となっています。また、ベースの芝生である暖地型のセレブレーションにとっても休眠から覚める時季となり、両種の芝生がせめぎあいながら生育しています。

 

 管理上ではトランジションの時期であり、冬季の間フィールドを被っていたペレニアルライグラスを抑制して、逆に冬季の間眠っていたセレブレーションを目覚めさせ、少しでも早く地表に新たな芽を出させるための作業を行う時期です。

サッチング実施前.jpgサッチング実施前

サッチング実施後.jpg

サッチング実施後

 トランジション作業は、前回の日記で取り上げたエアレーションのコアリングやバーチカルカット、サッチングが代表的な作業となります。その中で今日は、サッチングを行いました。3連乗用グリーンモアのカッターユニットをサッチングユニットに交換して行います。

 

 写真はサッチング前後の状況ですが、上の写真がサッチング実施前、下が実施後です。芝の密度が減っているのが判りますか。また、実施後の方は芝生が立っています。

 

 サッチングリールの役目は、芝生の密度を梳くとともに、倒れている芝生を起こします。この作業によってペレニアルライグラスの密度が減り、密度が減ってできた隙間に光が差し込むことで土中に眠っているセレブレーションの芽を表面に出させる効果が期待できます。

サッチングリール.jpgセレブレーション萌芽.jpg 

 サッチングリールは、手裏剣のような刃が無数に取り付けられたリールが芝生を掻き上げます。期待する効果により芝生との接地間隔(リールの高さ)を変えます。

 

 今回はトランジションが目的であるため、地際表面でリールが回転するように設定しました。写真にあるように芝生が薄く、裸地に近い場所では既にセレブレーションの芽が表面に出ているのが判りますか。株状で緑が濃いのがペレニアルライグラスで、淡い緑で地表面に這うように見えるのがセレブレーションです。芝種それぞれの特性を理解しながら強弱をつけてトランジション作業を引き続き進めていきます。

 

 サッチングは2週に一度くらいのペースで定期的に行っていきます。

 

 次回をお楽しみに!

芝生観察日記 第86話

芝生観察日記の第八十六話です。

平成31年4月15日(月)

<~ Road to 2019&2020 ~>

 

 Jリーグの2019年シーズンが始まり、早2カ月が経過しようとしています。我らがF・マリノスも既に7節消化し、3勝3分1敗の5位につけ、好調を維持しています。

 

 この間、3月22日にはキリンチャレンジカップ「サムライブルーvsコロンビア代表」の試合が行われましたが、残念ながら0対1と惜敗を喫しました。

 

 昨年の6月に日産スタジアムでは、全面ハイブリッド芝への張替えを行い、今年開催されるラグビーワールドカップのプレ大会と位置づけられて昨年10月27日に開催されたブレディスローカップでは、慣れないハイブリッド芝の管理に象徴されるような結果となりました。

 

 その結果、ラグビー組織委員会を通じてWRL(ワールドラグビーリミテッド)より本大会に向けて芝生の状態に関する改善要求を受けました。そして、彼らが推薦するオーストラリアの芝生コンサルティング並びに組織委員会が契約している外国のコンサルティング等とともにワーキングチームを結成してコンデイションの改善にあたることになりました。

 

 これまでに、skype会議4回とワーキングを2回開催し、芝生の現状確認、これまでの管理内容、そしてこれからの管理計画作成など専門的な議論を交わしています。

 

 2002年のワールドカップの時は、前年に行われたコンフェデレーションズカップの状態がFIFA(国際サッカー連盟)から高く評価され、異例となる感謝状をいただきました。

 

 良くも悪くも結果が全てですから外国のコンサルティングの意見を受け入れるということも、国際大会を成功させるためには、歯痒さを感じつつも柔軟に受け入れていくしかないと考えています。

 

 とは言え、コンサルチームの中には現にオーストラリアの有名なスタジアムでグラウンドキーパーをしているメンバーもおり、ミーティングを行っていく中で共有できる部分も多々あります。また、ハイブリッド芝初心者の我々としては日本に居ては学べない知識もあるため、良い刺激となっています。

ワーキング芝サンプリング.jpgワーキングでの芝サンプリング状況

芝サンプル.jpgサンプリングしたハイブリッド芝

 

 上の写真は、2月のワーキングで行われた芝生のサンプリング状況とサンプリングしたハイブリッド芝です。ここで共有できた課題は、当初4cmの厚さで張った芝生が現状6cm近くになっているということが分かりました。つまり、ハイブリッド芝の機能を発揮する人工芝パイルは、本来地表付近になければならないのですが、地中1cm~1.5cmに埋もれているため昨年のブレディスローカップで見られたような傷は、人工芝が絡んでいない地表面付近の芝生が削り取られた傷だったのです。

 

 そのため、ワーキングでは「埋もれたパイルをなるべく地表面に近づける作業を行う必要があるということと、暖地型芝生のセレブレーションをいち早く表面に出すようにトランジションを継続的に進める」という結論に達しました。

 

 この結論を受けて、Jリーグを始めとした利用の合間を縫ってトランジション作業を実施しています。

 

 今日は、ハイブリッド芝のバッキング(基布)を傷めないように浅めのコア抜きエアレーションを実施しました。通常のエアレーションは8cm程度の深さでコアを抜くのですが、今回は使い古した短いタインを使い4cm程度の深さとしました。エアレーションの目的、効果はご存知の通りだと思うので省略します。

観察日記86(上からの状況).jpg観察日記86コアを抜いた深さの状況.jpg 

 今後も同様に、エアレーションやバーチカルカットなどを交互に行い、目指すは5月末と6月末の2回に分けて実施することとなった「リノベーション作業」です。この聞き慣れないリノベーション作業はハイブリッド芝には欠かすことができない作業となります。しかし、その目的、効果とは裏腹にダメージが大きく、芝生が回復するまで長期間の養生を要します。これは、今までに我々が経験したことがない技術が必要となります。

 

 今年はラグビーワールドカップに向けた準備として、Jリーグを含む様々な関係機関の協力によりリノベーションが実施可能な利用調整ができましたが、大会後には難しい宿題が残りそうです。しかし、まずは今年を乗り切らねばなりません。次回はバーチカルカットを行うタイミングで報告します。

 

 次回をお楽しみに!

サクラソウ前線63

 今年もサクラソウの花が咲き始めました。

 横浜さくらそう会が苗を提供し、横浜市立小机小学校の5年生が校庭で里親として一年間育て、6年生となって卒業する前に新横浜公園の水路際に植えて卒業していくという取り組みも今年で10年目となりました。

 この活動は、私たち新横浜公園指定管理者が公園内で活動する団体に対して助成する市民活動支援事業の一プログラムとして行われています。

 当初、「新横浜公園サクラソウ自生地復活プロジェクト」という事業名でしたが、今では「新横浜公園に桜草の水辺をつくろうプロジェクト」として小机小学校さんが主体となって活動していただいています。

 そもそも、新横浜公園とサクラソウ、そして小机小学校の接点はというと、その昔、新横浜公園がある鶴見川の流域付近にはサクラソウの自生地があったという歴史を「横浜さくらそう会」さんが文献から探し出し、我々指定管理者に語ってくれたところから始まります。その中で、「小机」という名のついた野生種が存在したといことで、是非「小机」という野生種を含むサクラソウの自生地を新横浜公園に復活させたいという「さくらそう会]さんの熱い思いを小机小学校さんにも共感していただき、このプロジェクトが始まりました。

 今年の1月に6年生が植えてくれた苗も可憐な花を咲かせてくれています。

 サクラソウが見られるのは北側園地の1号水路と3号水路です。今年は昨年の猛暑の影響で少し花付きが悪い気がしますが、4月下旬頃までは白やピンクの花が咲きますので是非足を運んでみてください。

サクラソウ(白).jpgサクラソウ(ピンク).jpg

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